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マダムと女房/春琴抄 お琴と佐助 [DVD]
 
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マダムと女房/春琴抄 お琴と佐助 [DVD]

田中絹代, 渡辺篤, 五所平之助, 島津保次郎 DVD
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登録情報

  • 出演: 田中絹代, 渡辺篤, 高田浩吉
  • 監督: 五所平之助, 島津保次郎
  • 形式: Black & White, Dolby
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
  • DVD発売日: 2009/11/22
  • 時間: 156 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B002N0YEAW
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 58,142位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

日本映画界を支えた大スター女優・田中絹代生誕100年を記念して、
田中絹代の1930年代の大人気作が、HDリマスターで待望の初DVD化!

<ストーリー>
『マダムと女房』
隣家のジャズ好きのモダンマダムの美しさにまいってしまった劇作家は・・・東京の郊外、文化住宅に劇作家・芝野が引っ越してきた。手伝いの友人たちと麻雀が始まり、女房をはらはらさせる。執筆中に隣家からジャズの音が流れてきて、芝野が抗議に行くと、現れたのは濃艶な洋装マダムだった。部屋に招かれ、ジャズの演奏に聴きほれる芝野。家では女房が嫉妬の炎を燃やしていた…。

『春琴抄 お琴と佐助』
大阪は道修町の老舗薬問屋の娘、春琴(田中絹代)は九歳の時に失明したが、師匠、春松検校(上山草人)のもと、琴三絃を修行し名手と呼ばれるまでになる。春琴が師匠のところへ通うのに、いつも手引きを命ぜられていたのが丁稚の佐助(高田浩吉)であった。わがまま放題に育てられた春琴は、佐助に威張りちらし佐助を独占するが、佐助は春琴に仕えることを無上の喜びにしていた。佐助もいつか音曲の道を志すようになり、その才を認められ、春琴の弟子となる。春琴の稽古は熾烈を極めた。やがて春琴は懐妊するが、決して相手の名を言わず・・・。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

戦前の日本映画界を支えた名女優・田中絹代が主演した作品2タイトルを収めた1枚。日本初の長編トーキー映画として大ヒットを記録した「マダムと女房」と、文豪・谷崎潤一郎原作による映画化第1作目となった「春琴抄 お琴と佐助」を収録。

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By SLマニア VINE™ メンバー
「マダムと女房」は日本初のオールトーキー作品として有名。1時間未満の小品で、松竹らしい小市民の日常を描く。初のカラー作品、初のシネスコ作品はいずれもDVD化が完了もしくは発売予告が出たが、初のトーキーはどうかと思っていたら、案外速くのリリースは喜ばしい。もう一つの「春琴抄お琴と佐助」は谷崎文学の最初の映画化作品。戦後リバイバルの折、再編集されている感じがする。島津保次郎監督作品としては「隣の八重ちゃん」に次ぐDVD化。この監督の作品は他にもリリースして欲しいところ。戦後、京マチ子、山本富士子、山口百恵などの諸作があるが、比較するのも面白いが、山口主演以外はDVDにまだなっていないのは残念。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 この作品、“日本はこれからスピードの時代だ!”というメッセージで物語は締めくくられます。朗らかに「スピード、スピード、スピード、ホイ♪ホイ♪」と一同が歌いながらフィナーレ。明るいコメディです。
 ああ、なにかにつけ、スローライフ、スローフードなど、「スロー」づくめの現代社会。この作品ができた30年代と現在との隔世の感というか、ギャップ。映画は世相を映し、世相は映画を映すといいますが、正にそのとおり。この80年で、日本はこれだけ大きく変化したのです。
 でも僕は、「日本人もこんなに元気な時代があったのか!」とポジティブになりました。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 一見ただのドタバタ劇なのであるが、考えれば考える程、深く読み込める笑劇である。
時代背景は昭和6年(’31)満州事変勃発の年である。
マダムは西洋列強、女房は日本の象徴なのであるが、そう考えると、
冒頭、西洋館の絵を描く太ったサスペンダーのしゃれた画家は、
日本と権益が衝突していた満州自立開発の象徴と言える。

 もうすぐ絵は出来上がりそうである。
通りがかった売り出し中の劇作家は、
「なかなか立派だ」
画家、
「お前はあの館が立派と言っているのか、この絵が立派と言っているのか」
ここで喧嘩となるのだが、その仲裁に入るのがマダムなのである。

 西洋に追いつこうという満州開発の絵(計画)を邪魔する日本、
仲裁に入る西欧。(リットン調査団は、翌年’32)
そんな風に見える。

 劇作家は西洋館の隣の日本家屋の借家に越して来る。
引っ越しを手伝ってくれた仲間達!は、劇作家が原稿(日本の計画)を書かなければいけないのに、
麻雀に興じてなかなか返らない。彼らは、毎年首相を替える政争を繰り返す財閥・軍閥・元老の象徴か。

 仲間達が帰ると、今度は子供達が黙って寝ずに、劇作家の邪魔をする。
子供達は差し詰め世界恐慌以後、ますます疲弊の度を増した農村部の象徴だろうか。
乳(食料)を欲しがる次男。小便(都会)に連れて行けという長女。

 劇作家が翌日やっと原稿に向かうと、隣の西洋館からジャズが大音響をあげる。
苦情を言いに行って、マダムの誘惑に負け、ビールを飲まされジャズに酔う。
合いの手は、「スピードアップ」

 「そうだ、こうしちゃいられない」とばかりに家に帰って、劇作家はスピードアップで原稿を書き上げる。
音曲にかまけている西洋に、今こそ追いつくチャンスだという感じだ。

 見事締め切りに間に合わせて原稿を書き上げた劇作家は、すっかり売れっ子の様子。
家族揃っていい服を着て、歩いていると、農地で土木作業をやっている。
長女は大喜び。彼らは汗だくだ。女房は言う。
「見るんじゃありません、行っちゃだめ」
この時の田中絹代が、如何にも嫌らしい、醜いといった目つきで彼らを憚る演技が巧い。
彼らは古い日本、西欧に追いつけない日本の象徴だろう。

 そこに飛行機が現れる。女房は乗ってみたいという。
男寡婦で子供二人は嫌だというと、あなたも乗るのよと女房。
日本はもう後戻り出来ないという事だろう。

 最後のこのシーンで大変気になることがある。
あれ程、洋服をせがんでいた女房に、成功の象徴となるであろう洋服を着せず、
仕立ての良さそうな和服を着せているのである。

 日本魂を忘れずに成功してみせる、と解釈して良いのだろうか。?
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