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マス・メディアの表現の自由
 
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マス・メディアの表現の自由 [単行本]

松井 茂記
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

マス・メディアの表現の自由の存在根拠を問い直す!名誉毀損やプライバシー侵害を理由にマス・メディアの責任が厳しく問われ、個人情報保護法、人権擁護法案などの法律でマス・メディアの取材・報道の自由にさまざまな制約が課されようとしている。このままマス・メディアの表現の自由を制限していってよいのか?なぜ表現の自由が保障されなければならないのか、表現の自由の根源を問う。マス・メディア関係者だけでなく、市民・学生にもぜひ読んでほしい一冊。

内容(「MARC」データベースより)

被害者保護・人権保護の名目のもと、このままマス・メディアの取材・報道の自由を大きく制約してしまってよいのか? なぜ表現の自由が保障されなければならないのか、マス・メディアはどうあるべきかを問う。

登録情報

  • 単行本: 270ページ
  • 出版社: 日本評論社 (2005/07)
  • ISBN-10: 4535514879
  • ISBN-13: 978-4535514874
  • 発売日: 2005/07
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By tower
形式:単行本
 アメリカのイリィ教授を主唱者とするプロセス憲法観を日本国憲法の解釈論に導入した松井茂記教授の手による、「マスメディアの表現の自由」の包括的な教養書である。プロセス憲法観とは、通説のように憲法典を特定の実体的価値の法典と見るのではなく、政治プロセスを規律するテキストとみる見解である。とはいえ、本書はプロセス憲法観などという難しい考え方はあまり前面に出てこない。法律の専門家以外の人でも読めるような簡易な記述が心がけられている。

 本書のテーマは、市民からも弁護士からも憲法学説からさえ見放された「マスメディアの表現の自由」を擁護する点にある。
 著者は、個人情報保護法、青少年有害社会環境対策基本法、人権擁護法、裁判員法などによるマスメディアに対する法的規制の強化、マスメディアに対する名誉毀損訴訟の安易な認容や損害賠償額の高額化によって裁判官も今や言論取締官になっていることを指摘して、マスメディアの表現の自由が危機に晒されていることを訴えている。
 マスメディアにも集団的過熱報道など反省すべき点もあるが、民主的政治過程においてマスメディアの表現の自由が果たす重要な役割を忘れてはならない。

 新しい政府の立法、裁判官の判決を批判的に検討するために、参考になる本である。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By eTMkawa
形式:単行本
本書は気鋭の憲法学者が、
まさに真綿で首を絞められるかのように追い詰められつつある、
マスメディアの表現の自由について論じるものです。
併せて表現の自由の歴史、わが国における判例の動向、
様々な新法の問題点なども論じられており、
9条ばかりが俎上に載る日本国憲法への手引書としても有用です。

松井教授の主張の根幹は、
表現の自由を民主政治の不可欠の前提と位置づけ、
プライバシー権などとの安易な比較考量を戒めるものです。
そのような視点からの判例評釈は説得力があると感じました。

蛇足ですが、本書も取り上げる「週刊文春」問題が報じられた時、
いい機会だから司法は下品な週刊誌を叩いてしまえと思っていました。
いやしくも法学を専攻する者として、
当時の自分の偏狭な視野と思考力は情けない限りです。
憲法改正が現実になりかねない昨今、
9条ばかりでなく、21条の行方にもしっかり関心を持たねばと痛感させられました。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:単行本
元ジャーナリストからの視点から、問題の在り方が述べられている。

しかし、同じ主張の繰り返しが多く、論理の展開の広がりに欠ける。

法律的な視点の主張も不十分で、消化不良である。

専門書というより、問題所在の入門書的な書物である。
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