なんだか訳のわからないうちに過ぎ去った怒涛の140分。まるでハリケーンが到来して過ぎ去ったかのような感覚を覚えさせられた作品でした(笑)。
確かに洋上の臨場感は凄いし、帆船の合戦シーンは興奮物。しかし脚本が悪いのか、どうもシーンが途切れ途切れでエピソードか解りにくいことこの上ない。
ラッセル・クロウ(ほどよい中年太り、笑)扮するジャック・オーブリー船長(マスター)は毎夜酒飲み宴会で過去の自慢話やら、フルーツ独り占めなどで暴れまくり、補給中に至っては女に色目を使っていたり、最後の決戦は騙し討ち(見た目カッコよく描いているが、あれはたんなる騙し討ちというやつです)で決着!! 地金でできる役柄なのでぴったしはまってました(笑)。
ですが私はあえてこの作品は星5つです。というのも、サプライズ号VSアケロン号の合戦の迫力に負けてしまいました。雄たけびを上げ敵船に乗り込む兵たちに鳴り響く砲弾、剣と剣のぶつかり合う音、敵味方入り乱れての総力戦。さすがピーター・ウィアー、このシーンが撮りたかった(原作本3巻をそのためベースに)だけあって、なみなみならぬ力の入れように圧倒されました。それを手助けしたのが音響効果。洋上ということで最初から終わりまで、引き立ての効果音はまさに絶品。
廉価版ということで、初版の特典ディスク、デジパック仕様の恩恵にはあずかりませんが、本編だけ安く購入したいという人はこちらで問題ないでしょう。