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マスター。ウイスキーください―日本列島バーの旅
 
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マスター。ウイスキーください―日本列島バーの旅 [単行本]

吉村 喜彦
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

マスターの話にはその土地の匂いがあり,空の色があり、水の影、風のそよぎがある。 「あのマスターに会うために,あのバーで,あのウイスキーを飲みたい」 そんな夢のような旅に出ようと思った。 ------------- 数多ある類書とは異なり、新たな境地を拓くエッセイ カタログでもなく、蘊蓄でもなく、思いこみでもない 11人のマスターが語る「ウイスキー的」おとなの生き方

著者について

吉村喜彦(よしむらのぶひこ) 1954年大阪生まれ。京都大学教育学部卒業。サントリー宣伝部勤務を経て作家に。著書に、小説『ビア・ボーイ』(新潮社、PHP文芸文庫)、『こぼん』(ともに新潮社)、ノンフィクションでは『漁師になろうよ』『リキュール&スピリッツ通』(ともに小学館)『食べる,飲む、聞く 沖縄 美味の島』(光文社新書)、『オキナワ海人日和』(創英社/三省堂書店)、『ヤポネシアちゃんぷるー』(アスペクト)など多数。

登録情報

  • 単行本: 222ページ
  • 出版社: コモンズ (2011/4/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4861870798
  • ISBN-13: 978-4861870798
  • 発売日: 2011/4/25
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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北は網走、南は石垣島の全国各地のバーの雰囲気・土地柄、またマスターの人柄や生き様、そして職人としてのこだわりが各々あり興味深い。
その中で松山の「バー露口」が印象的で、「誰が来てもゆっくりお酒を楽しみながら会話を楽しんでいる」、そして「どこか時間が止まっている。胎内にいるような感覚。」というフレーズが印象的であった。

また、マスターは「一見、物静かで優しそうだが、一度約束したことをひたすら守る骨っぽさ」という、古き良き日本を象徴するようなマスターに是非会いに行きたくなった。
この著書では、全国各地のマスターの人生や著者との馴れ初めがテンポ良く書かれており、読み易く面白い!

この本を読んでウィスキーが飲みたくなった。(但し、妻から禁酒を命じられているのでバレないように飲まなくてならないが…笑)また、この著書を読み、旅をしたくなるのも不思議である。
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By O's
ビア・ボーイ(PHP文芸文庫)の上杉君が旅に出た。
北は網走、南は石垣島まで全国11店舗11人のウイスキーバー・マスターが語るそれぞれの”Days in the Life”。その時、その場所で、その人と過ごすまさに1回性の経験をやさしくウイスキーがとりもってくれる。
 ”1日1店舗、1マスター、それ以上は読まないで下さい・・・”上杉君の声が聞こえる。
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ここでなはないどこかへ行く。

それは、物理的に移動するということは勿論だが、この本には、魂の次元が「ここではないどこかへ行く」事を表現したその霊妙さが端々に鏤められている。

吉村氏は、お気に入りのバーについて「ほっと幸せになれればいい」と言う平易な表現を使われているが、それは、とても難しいことだと私は思う。

その昔、学生時代にバーテンダーをアルバイトでやっていたことがあるが、その際に、あるお客さんが水商売の難しさについて語ってくれた。
「水商売というのは、商売の中で最も難しい商売なんだ。人の五感を満足させてあげないと成り立たない商売なのさ。」
このお客さんの言っていたことは、未だに尤もだと思っているが、本当に秀逸なバーで味わう事が出来る美味しいお酒というのは、決まって「五感プラスアルファ」が備わっていると言う事実が、年を重ねることによってより明確に感じられる。

吉村氏は、そのような客として訪れた人に対して直感的にその人の嗜好を波動として受け取り咀嚼して「五感プラスアルファ」という一杯のウィスキーへ変換してサービスとしてカウンターバーへ提供する達人達を紹介している。

結局、このプラスアルファこそが独自性でありユニークさなのだが、これが目に見えないから面白い。それらのプラスアルファを絶妙な表現方法で吉村氏は書き綴られている。

そして、感銘を受けるのは、それらの達人達を「恬淡」と言う言葉で表現されている点である。

何事においても、「極み」とは欲が無く、物事に執着しないところに存在するという事を熟成した文章により、改めて認識させてくれる名著である。
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