入門編としてTCP/IPネットワークの概念の解説が充実しているが、さらに技術的な内容についても極力盛り込むようにしているのが特徴だ。たとえば関連するプロトコルの詳細や技術規格、チェックサムの計算についても言及するなど、内容は非常に濃い。情報量が多いため、専門にTCP/IPをしっかり学びたい方には十分な役割を果たすだろうが、入門書とはいえ予備知識なしには理解が困難であるかもしれない。まったくの予備知識のないが本書を読み進めるためには、事前に情報系の知識を習得しておくのが望ましいだろう。
シーケンスの解説やネットワークのイメージなどを含めた図解が豊富であったり、ページの左側余白に用語の解説を載せたりと、頻出する技術内容を整理だてて説明する構成になっている。巻末の付録には、インターネットでの情報ソース、クラスフルでのアドレス、TCP/IPの基礎用語集が掲載されており、初期学習に大きな力となるはずだ。
ネットワークの解説書としては非常に内容の濃い良書であるので、体系的にネットワークプロトコルを学びたい方にはぜひ一読をすすめたい。ただし、やや教科書的であることは否めない。実際にマシンを使用した動作・操作の説明が少ないので、OSの操作やネットワーク接続などの実務に利用するには他の書籍を併用することをおすすめする。(齋藤牧人)
(日経Linux 2002/05/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
登録情報
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本書はTCP/IPの知識が全くなくても学習できるように構成されています。
これから学習を始めるという方だけでなく
「他の入門書を読んでみたけれどわからない言葉が多すぎる」
「なんとなくわかった気がするけれど、ぼやけたまま」
という、一度諦めかけてしまった方にもお勧めします。
将来、ネットワーク系統の技術者を目指すためには
正しい教科書で基本を習得することがとても大切です。
アプリケーションプログラマを目指すにあたっても
これからは基本的なネットワークの知識は必要となるでしょう。
ネットワーク技術者を目指すのであれば、
本書とインターネットルーティング入門(ISBN4-7981-0038-2)を
まず読んで基本をつかみ、その後
図解・標準 最新ルーティング&スイッチングハンドブック(ISBN4798004480)
で実際のイメージをつかんでほしい。
その後は、ルータを使ったインフラストラクチャ系列志望ならば
CCNAを目指した勉強を行うといいと思います。
ディレクトリサービス(ActiveDirectryなど)といった上位レイヤの
サービス構築を行うならば、さらにDNSに関連する知識を身につけてから
各資格を目指した勉強を行うといいでしょう。
どの道を選ぶにしても全ての基礎になる知識は
しっかりと身に着けましょう。
揺るがない土台を築くことが成功への第一歩です。
ただし、厳密な教科書を読む前にこの書籍を一読しておけば、理解がとても早いと思われる。職場でも良く見かける本ですので、愛読者は多いと思います
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