セロテープならどこの家庭にもあるのでしょうが「マスキングテープ」となるとどうでしょ?
僕は持ってましたけどね(何の変哲もない白のもの)。
でも用途はごく普通にマスキングの用途に使っていただけです。
本書はそんなマスキングテープを一種の「画材」「デザインツール」として捉えてその魅力や利用例を紹介した本です。
実はマスキングテープの製造側(カモイ加工紙という企業)から見た一連の事の顛末を本書より先に知ったのだがそれが中々興味深かったのです。
会社側に届いたマスキングテープファン(?)からのラブコールは全くの想定外だったそうです(そりゃそうでしょう)。
まさか自分たちの製品を本来の用途以外で利用して楽しんでいる人たちがいるとは思いもよらなかったそうです。
だから、彼女たちの見学希望を受け入れた時も誰がどのように対応したものか悩んだそうです(どう見ても商談じゃないもんね)。
しかし結果的に彼女たちの意見を取り入れた新製品が生まれて、そしてマスキングテープを別の角度から楽しむためのアイデアもさらに広がりを見せているわけです。
本書ではその辺りは軽く触れられている程度ですが、本書で紹介されているマスキングテープの持つ和紙の風合いを生かした作品やアイデアは見ているだけでも楽しめます。
ユニークで美しい作品たちを見ていると発想の柔軟性ってやっぱり大切だなぁと思わされました。
パラパラと眺めているだけでもカラフルで楽しい本です。