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マジック・フォー・ビギナーズ (ハヤカワepi文庫)
 
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マジック・フォー・ビギナーズ (ハヤカワepi文庫) [文庫]

ケリー・リンク , 柴田 元幸
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

電話ボックスを相続した少年は、その番号に何度もかけてみる。誰も出るはずのない電話だが、あるとき彼が愛するTVドラマの主人公が出て、助けを求めてきた――異色の青春小説たる表題作ほか、国をまるごと収めたハンドバッグの遍歴を少女が語る「妖精のハンドバッグ」、なにかに憑かれた家を買った家族の騒動を描く「石の動物」など、アメリカ文学の新潮流をかたどる女性作家による瑞々しくも不思議な感触を残す全九篇

内容(「BOOK」データベースより)

電話ボックスを相続した少年は、その番号に何度もかけてみる。誰も出るはずのない電話だが、あるとき彼が愛するTVドラマの主人公が出て、助けを求めてきた―異色の青春小説たる表題作ほか、国をまるごと収めたハンドバッグの遍歴を少女が語る「妖精のハンドバッグ」、なにかに憑かれた家を買った家族の騒動を描く「石の動物」など、アメリカ文学の新潮流をかたどる女性作家による瑞々しくも不思議な感触を残す全九篇。

登録情報

  • 文庫: 496ページ
  • 出版社: 早川書房 (2012/2/29)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4151200681
  • ISBN-13: 978-4151200687
  • 発売日: 2012/2/29
  • 商品の寸法: 16.5 x 10.9 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 278,134位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
異様である。世界が言葉をつむぐさきからどんどんと形作られていくようだ。
これぞ小説を読む楽しみ。とりわけ「石の動物」が印象に残った。SFの極北という言葉が頭に浮かぶ。
いまどき、真にオリジナリティのあるものなんてほとんどお目にかかれないとも思うのだが、この作品はともかくユニーク。
いったいどうやって書いているのか、どんな頭なのか。女性作家独特の感性……なんていうと、いかにも単純化しすぎで怒られそうな気もするが、このあまりに混沌としてしかし艶っぽい感じは男性作家の書くものでは見ない気がする。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 竹の梯子 VINE™ メンバー
形式:単行本
こんな不思議でヘンな小説は今まで読んだことがなかった。目ウロコ的未知の読書が続くので話の展開もまるで読めない。「こういう内容だよ」と説明するのもかなり難しいのではないだろうか。次の1行がどこに向かって飛んでいくのかすらもわからない。あまりにも風変わりなものを目の当たりにすると、呆気に取られることも忘れてプッと吹き出してしまうものなのだ。「ヘン」の連鎖と波状攻撃はひたすら混乱を深め、めったやたらと面白い。極上のシュールな要素を脇に置いて、本書を見渡してみても、シニカルな視線のくすぐり、我知らずツボに来るユーモアのセンスがキラリと輝く。全9篇の短篇集なのだが、次はどんな話なんだろうかと胸躍らされる体験はずいぶん久しぶりだ。「本の雑誌」の2007度ベスト10のおかげで本書を知った。今急いで、ケリー・リンクの第一短篇集を注文したところだ。感服。脱帽。
このレビューは参考になりましたか?
By hp トップ500レビュアー
形式:文庫
非常に密度が濃い--最初の1編から、すべての作品の読後感がこのひとことに集約できる中短編集です。

「スペシャリストの帽子」は、物語世界の飛躍は面白いけれど、女性作家としての「女性性」に頼りすぎたような人物パターンが気になり、さほどはまらなかったのですが。本作では物語だけでなく、それを動かす登場人物の造形や心理が丁寧で深く、先の見えない物語という手探りの闇の中を、主人公の心の動きをトーチとして掲げて進んでいくような、そんなストーリーへののめり込みが可能でした。
特に表題作はじめ、若い主人公を据えた作品の微妙な心理とストーリー展開の兼ね合いは絶品です。

うんと小さい子供の頃、物語の本を読みかけで寝入ってしまい、夢の中でちょっと怖くて、でもワクワク、ドキドキする続きを見ていたときのような、そんな予定調和を超えた不思議な世界を味わえます。
文学性も高く、文庫になるのを待っていたのを後悔するほどの傑作でした。
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