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マジックミラー (講談社文庫)
 
 

マジックミラー (講談社文庫) [文庫]

有栖川 有栖
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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キャンペーンおよび追加情報

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

双子の兄弟が殺人犯?しかし兄の妻が余呉湖畔で殺されたとき、兄は博多、弟は酒田にいてアリバイは完璧だった。やがて第2の殺人。兄弟のどちらかが被害者らしいが、死体からは頭と手首が失われていた。犯人の狙いはどこに?犯人の大トリック、多彩な伏線が、結末で読者を仰天させる、大型新鋭の傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

双子の兄弟が殺人犯?しかし兄の妻が余呉湖畔で殺されたとき、兄は博多、弟は酒田にいてアリバイは完璧だった。やがて第二の殺人。兄弟のどちらかが被害者らしいが、死体からは頭と手首が失われていた。犯人の狙いはどこに?犯人の大トリック、多彩な伏線が、結末で読者を仰天させる、大型新鋭の傑作。

登録情報

  • 文庫: 355ページ
  • 出版社: 講談社 (1993/05)
  • ISBN-10: 4061853902
  • ISBN-13: 978-4061853904
  • 発売日: 1993/05
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 485,472位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:文庫
ミステリマニア学生・アリス&江神先輩シリーズ、推理作家アリス&犯罪学者火村シリーズともまた違う、ノンシリーズ。有栖川作品としては珍しい時刻表ものだ。(作者本人に言わせればアンチ鉄道ミステリだそうだが)

双子の兄弟の兄の妻が殺され、彼女の妹ユカリ、彼女をかつて愛していた推理作家・空知雅也、私立探偵小桑龍が真相に迫る。双子のダイアローグから始まるので、犯人は最初からわかっているようにみえる。しかし、空知が自作の中で使う鉄道トリックを地でゆくような作戦なのか、同じ顔の2人が途中で入れ替わったとしてもアリバイは鉄壁だった。そして、それを何とか小桑が崩したかに見えた直後、今度は双子の兄弟の1人が殺され、頭と手首を切断された死体では兄か弟かわからない上、どちらも行方不明・・・

第一の殺人も第二の殺人も犯人がわからないまま、警察と探偵の捜査は続く。途中で何となく真相が見えかけては来るのだが、時々挿入される空知の作品の一部や、カーの『三つの棺』における「密室談義」ならぬ、空知の「アリバイ談義」も興味深い。

何とあとがきによれば、「長編を」と依頼を受けたのは処女作が出る前だそうである。双子トリック、時刻表トリック、そしてドラマの面白さ。贅沢な作品である。

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15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
手に汗握る 2004/3/16
By シロ
形式:文庫
昔の恋人を殺された推理小説家の空知。
彼女を殺した犯人をどうしても見つけたくて、彼は事件に関与していく。

推理小説家、探偵、双子とミステリに欠かせない要素満載の作品だ。
終盤は本当に手に汗握る展開で、本格ミステリの名にふさわしい謎解きとスリルを味わうことが出来る。

有栖川氏の作品の良さは物語の終わりにあると思う。

どんなにいい作品だったとしても終わりどころを間違えてしまえば駄作にさえなる。
投げかけられた最後の台詞は、読者に素晴らしい余韻をプレゼントしてくれる。
是非浸ってほしい。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
有栖川有栖の作品について、意見は分かれるところだろうが、私自身は江神二郎の登場作が好きで、それらに比べると火村英生作品は今ひとつ好きになれない。
それは、前者が「読者への挑戦状」を提示するのに対し、後者はそうではないといった形式的なことではなく、心に訴えかける強さの違いによるものだと思う。
つまり江神とアリスの物語は、自分た ちが事件の当事者であるが故に、その中のドラマとそこでアリスたちが感じたことが直接的に読者に伝わるのに対し、火村とアリスでは多くの 場合局外者であり、ただ謎解きのために登場する、この違いによるものだと思う。

それで本書だが、私は江神シリーズの次にこの作品が好きである。
私自身はいわゆる「アリバイ崩し」よりも「犯人当て」の作品の方が好きなのだが、それでもこの作品は楽しめた。それは、本書に用いられているアリバイ・トリックの見事さもさることながら、主人公の空知が事件の当事者であるため、彼の思いがストレートに伝わってくる、ということにもよるのではないかと思う。
また、この作品中で空知が「アリバイ講義」を行っているのも、ミステリー研究者には興味深いところである。

なお、本書のラストで「時計」が決め手となるのだが、昔テレビでやってた刑事ドラマ「Gメン75」に、これと結末がそっくりな話がある。
(丹波哲郎主演。この回の話のメインは藤田美保子で、このときの決め手は鳩時計の「鳩」だった。)
「75」というぐらいだから1975年に始まった刑事物ドラマだったと思う。
今から30年以上前だから若い読者は知らないだろうが、作者は私と同年輩だから、きっとこの話を観ていたに違いないと思う。
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