キットはスナップフィット仕様ではありますが挟み込みのパーツが多いため、ここは後ハメ加工、ここは塗装してからマスキングして・・・というように自分で工程を増やしてしまうと、かえって組み立てにくく感じてしまうかもしれません。しかし作業の進め方によっては、とてもスムーズに完成まで持って行けるキットだと思いました。
接着剤を使わなくてもカタチになるということは、つまり手軽に仮組みが行えるわけで、これは塗装する場合であってもスナップフィットのメリットであるとも言えましょう。とりあえず、はめ込みのためのピンをニッパーで斜めにカットしながらまず接着せずに組み上げてみて、完成後に外から見えるが後からではどうしても塗れないと感じた部分だけ、先に塗装すれば良いわけです。それ以外はどんどん接着してカタチにしてしまったほうが、塗装の工程を気楽に楽しめると思います。
組み方の一例ですが私の場合、胸部前面防弾ガラスとボディ側面の窓はマスキングしてからボディに接着しておき、全体の組み上げと表面処理をしてからじっくり塗装を行い、フィギュアのみ最後のほうで取り付ける、という流れにしたらサクサクと完成できました。コクピット内部はほとんど組んでからでも筆を突っ込めばだいたい塗れますし、そういう奥まった部分はどうせ完成後はたいして見えません。気楽に行きましょう。キャノピーは接着しなければ完成後も取り外し可能になります。
関節などが丸ごとポリパーツなのがちょっと、という声もあるかもですが、最近ではポリパーツを塗装するための方法もいろいろと研究されてきており、プライマー処理を行えば一応塗装は可能です。ポリパーツを塗装したい場合は、インターネットや書籍で調べてみると、いろいろと方法が出ています。
作り終えての感想として、キャラクターモデルや戦車模型や航空機模型の各要素の盛り合わせのようなキットだと思いました。そして、自分で組まなきゃいけないし塗らなくちゃいけない・・・じゃなく、組むのも塗るのも『楽しいからやる』のがプラモデルなんだよなあって、再認識させられるキットでした。最近塗装をしてない方やマシーネンクリーガー未経験の方も、気楽にこのキットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2011年10月4日追記・・・胸部防弾ガラスのパーツおよびボディ側面の窓は、本体の塗装後に取り付けることも可能ですね(一部ピンを切って接着する必要あり)。これだと、これらのパーツのマスキング作業が不要になります。この方法も良いですね。