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池澤氏自身が『読んでも読んでも読み終らないような長い物語を
書きたかった』と語っているが、確かに、淡々とした語り口が
『長さ』を際だたせ、書き込まれた細部・脇役の魅力のおかげで
退屈さ、中だるみとは無縁の作品に仕上がっている。
物語の中に時折挿入される「バス・リポート」が愛らしく秀逸。
マシアス、エメリアナという2人の中心人物よりも、ジム・ジムソン、
イツコ、アンジェリーナ達『脇役』や亡霊リー・ボーの方がずっと
魅力的に感じられた。
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