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マシアス・ギリの失脚
 
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マシアス・ギリの失脚 [単行本]

池澤 夏樹
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)

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第29回(1993年) 谷崎潤一郎賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

南洋の暑熱と潮の匂いの中で展開する、日本政府の陰謀。それと対峙する、島の不思議な霊力。倒れる鳥居、燃える日の丸。ハシシュの芳香に満ちた娼館。孤独な独裁者の運命は?南洋の架空の国を舞台にした政治と魔法と冒険の物語。

登録情報

  • 単行本: 535ページ
  • 出版社: 新潮社 (1993/06)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4106006537
  • ISBN-13: 978-4106006531
  • 発売日: 1993/06
  • 商品の寸法: 21 x 15.4 x 4.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 494,478位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
池澤夏樹さんの作品はとても好きで沢山読んでいます。

あえて、その中で一冊だけ選べといわれたら、私は「マシアスギリの失脚」を選びます。

 始めて読んだ時、自分の頭の中に浮かぶさまざまなイメージに陶酔し、読後しばらくその魔法に体をゆだねて幸福な気分でいることでしょう。

さんご礁の海、蝶、風、鳥の群れ、黒い肌、可愛いらしいバス。

すばらしいファンタジーだと感じます。

 そしてしばらくするとまたふと読みたくなる。

そうやって、なんども読むうち、気がつくかもしれません。

 「あぁこれは現実。忘れてしまっていた現実。あぁ、そうだった。」と。。

不思議な力のある素晴らしい長編です。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mycenae
形式:文庫
ナビダード民主共和国の大統領マシアス・ギリが大統領に返り咲いて
から失脚するまでの物語。

池澤氏自身が『読んでも読んでも読み終らないような長い物語を
書きたかった』と語っているが、確かに、淡々とした語り口が
『長さ』を際だたせ、書き込まれた細部・脇役の魅力のおかげで
退屈さ、中だるみとは無縁の作品に仕上がっている。

物語の中に時折挿入される「バス・リポート」が愛らしく秀逸。
マシアス、エメリアナという2人の中心人物よりも、ジム・ジムソン、
イツコ、アンジェリーナ達『脇役』や亡霊リー・ボーの方がずっと
魅力的に感じられた。

このレビューは参考になりましたか?
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私は、一気に一日半で読んでしまいました。多くの池澤ファンが、作家の作品のベストワンに挙げるのではないでしょうか。また、作家はガルシア=マルケスの大作『百年の孤独』に影響を受けたことも別のところで言っています。ストーリーは、ミクロネシアの島々からなるナビダード民主共和国の大統領マシアス・ギリが失脚するまでを描いているわけですが、とても密度が濃い!! 彼を取り巻く何人かの女性達、若い頃のマシアスと1945年前後の日本との関係、謎の人物達や島民たちの怪しいおしゃべり…、とてもここには書ききれません。ストーリーは後半に入ると一気に動きます。そこに行き着くまでがちょっと大変ですが、もちろんそれだけの価値は十二分にあります。読み終えたあと、どこかに冒険してきたような感覚が体全体にみなぎります。そんな体験を刻み込んでくれる書物はそうそうありません。あなたも是非浸りきってみてください。
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投稿日: 2009/5/1 投稿者: アジア旅人
すばらしい物語
池澤夏樹さんのものはほとんど読んでいますが、やはりこれが最高傑作でしょうか?
個人的には「花を運ぶ妹」もかなり好きですが…。... 続きを読む
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投稿日: 2008/4/17 投稿者: Sound of Silence
読後感のある作品です。
もう何回も読み返しました。

南アジアの国に滞在する機会があったときに、ザックに放り込んで行って、... 続きを読む
投稿日: 2007/12/8 投稿者: dragonstar
小説の形を借りた現代文明批評として秀逸だと思うのです。
小説としてはもちろん面白いです。ミクロネシアやポリネシアに造詣が深く、歴史や科学や生物学などあらゆる知識が豊富な池澤さんらしく、ところどころに面白いネタもしこまれ... 続きを読む
投稿日: 2007/11/4 投稿者: ふらふら
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