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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
赤ちゃんVS母親、勝負の行方はいかに?「温かみと、知恵と、機知に満ちた壮大な母親論」マット・リドレー。
内容(「MARC」データベースより)
近年あらゆる生物で、じつに多彩で計算高いメスの繁殖行動が発見され、それとともにメスが進化に果たす驚くべき役割も明らかになってきた。母性の神話を打ち破り、進化論の新たな局面に挑む。早川書房創立60周年記念作品。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
母性本能ということばは、ある意味(男性優位社会では特に)願望にすぎず、人間も「間引き」や子捨て、ひいては胎児診断後の中絶をする動物である。若すぎるメスの子育ては成功率が低く、栄養状態がよくなってメスが早熟になり、多くの若すぎるメスが子を産むようになると、子のトラブルが増加する。有名なボウルビーの「アタッチメント」説は、実は子が「見捨てないで!」と哀願しているようなものだが、母一人がその哀願に束縛されずとも、代理母の援助が得られるようになれば子育てはやりやすくなる。…生き物としてのヒトの子育てを、縦横に語ってくれる書です。自然科学・社会科学・エンターテインメントが絶妙に融合されており、いろいろな読み方が可能かと思います。著者は人類学者として・ヒトとして・女性として・母として、非常な愛情をこめてこの本を書き上げたことと推察します。学者らしく参考文献もきっちりまとめてあり、ずっしり手ごたえのある書でした。
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
大著!上下合わせて900ページ以上。参考文献のリストが100ページ以上も続く。
やや、フェミニズムへの意識が鼻につくが、生物の繁殖戦略についての入門書/教科書として最適と言えると思う。取り扱うテーマは生理学、生物学、行動心理学、社会学等々と広く、「母親学」を構築している。
たまたま、同じ出版社の「あなたのなかのサル」と同時期に読んだのだが、目につく矛盾点
も無く、互いに内容を補強し合っていた。
著者の母としての視点も好ましい。特に、結びは感動的である。
著者は、どうも、数字に弱いらしい(卵子の総数700万個(p172)、一つの卵が一人の娘になる確率は1000万分の1に近い、その娘が繁殖できる可能性はさらに低い(p174)とあるが、それだと娘が生まれる確率は1/1000万×700万で0.7となる。これだと当初女性が1000万人いたとしても50世代後には絶滅してしまう)。このあたり、訳者(経歴を見ると数学は苦手そうだ)や校正者は疑問を持たなかったのだろうか?
また、7000カロリー(p45)のような数字がでてくる。多分訳者は女性だと思うが、ダイエットはしていないのだろうか?手元のチョコレートでも150gあたり847kcal、即ち、847000カロリーだよ?!これはCal(大カロリー)とcal(小カロリー)の違いを知らなかったか見逃したのではないだろうか?(参考 http://ja.wikipedia.org/wiki/カロリー の"栄養学における「カロリー」")。さて、このように見てみると訳注が無いのが気になる。訳注を書く知識がないりだろうか?60ページ超の原注に安心してしまったのだろうか?
訳文は読みやすいのに。
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