M.ブレッカー&M.マイニエリが在籍した、双頭リーダー時代のオリジナル盤最終作(東京でのライブ盤である「LIVE IN TOKYO 1986」は除いて)であり、「エレクトリック・ジャズ」とも呼ばれた'86年作品。マイケルのテナーソロが爆発し、終盤H.ブロックのソロが唸りを上げる、大迫力の#1「トレインズ」(K.カークランドもSynth.で参加)。マイニエリのMIDIヴァイブ・ソロと、マイケルのスタイナー・ホーン(懐!)ソロが圧巻の#2「ベイルート」。P.シュワイマーのバンジョーが異色の存在感で、爽快な#3「ケイジャン」等。オリジナルLP盤でのA面にあたる4曲のうち、以上の3曲は畳み掛けるような展開で、これでもか!とばかりのうねる曲調・圧倒的な迫力で、一気に聴かせます。B面トップの、D.リーブスのvo.ナンバー#5を挟んで一転、じっくり聴かせる展開へ。アコースティックな作品から、エレクトロニクスを駆使した本作迄、実験的な試みもしてきた彼等の一連の作品の中でも、聴いていて一番グルーブ感に煽られる作品で(特に冒頭の3曲)、個人的に一番好きでよく聴いた作品でした。輸入盤では当時CD化されていましたが、録音レベルが低く、音の解像度も満足のいく仕上がりでは無かった為、リマスター盤の発売を念願していました。80年代に生まれた、エレクトリック・ジャズ(本作は、敢えてフュージョンとは呼びません)の名盤として、キラリと輝く作品です! ぜひ一聴を。