小説版マクロスFの通巻では5冊目。といっても4巻の続きでは無く、ある時期にあったであろう出来事としてランダム的に7編のエピソードを収録。ちなみに表紙のイラストは
マクロスA VOL.006の付録でB2ポスター化されています。
既刊は全書き下ろしでしたが、今回は書き下ろし作が1編と雑誌読み切りとして初出が「ザ・スニーカー」から3編、「マクロスA」から2編、「マクロスF VISUAL COLLECTION シェリル・ノーム」から1編をまとめて1冊となっています。書き下ろし作はコメディ色も強い展開で他の6編と比較すると倍ぐらいのページ数があります。
既刊4冊では河森監督から映像とは違うものが見たいとの要望もあり、小太刀右京ver.マクロスFとも言うべき賛否両論な小説でもありました。そして今回も小太刀カラーが濃い内容と感じます。TV版マクロスFを既に見ていれば、どの時期とも分かるので何れの番外編からでも支障無く読めると思います。あとがきにも各内容の説明があり、今回の書き下ろしも既刊の2巻に書く内容に思っていた事が書いてありました。
個人的にはブレラが多く登場の番外編2作がSF小説的な雰囲気があって好きですね。他ではTV版1話分のみ登場だった人物も面白いエピソードが加えられています。時間軸がマクロスFの物語以前としてマクロスプラスのイサムを意外な人物と合わせたのも味がある内容と思います。ただ、この本の総合からするとアルト、シェリル、ランカが3人揃ってのエピソードが沢山読みたい方は少し物足り無いかも知れません。
読み切りとして雑誌に掲載されて今回は(私が知ってる範囲でも)収録されていない番外編も既に何編かあるので、また次の巻が出るかも知れないですね。
※追記として、今回は未収録(「ザ・スニーカー」と「マクロスA」に掲載の)短編に書き下ろしを加えて第二弾
マクロスF フロンティア・ダイアリーズもあるとの事です。劇場版の2作もノベライズの告知がありました。