今回は書き下ろし作が1編と雑誌読み切りとして初出が「マクロスA」から3編、「ザ・スニーカー」から2編の計6編を収録。内容的には各編で中心となる人物は別で、それぞれのエピソード時期も異なります。コミカルな部分があったかと思えばシリアスな展開もあり、メカに限らず戦闘描写も凝っていて小太刀版マクロスFの世界と言う感じです。
中でもボビーと早乙女矢三郎が共通した知り合いの話ではアイランドワンの地下都市の設定などアニメではあまり掘り下げられていない部分を舞台にしたエピソードや、若き日の早乙女嵐蔵とある人物のエピソードも異色度が強いながらも味のある話でした。
アルトの部屋にランカとシェリルにミシェルやルカ、ナナセまでも集まって(影ではブレラも…)試験勉強、チャリティーで料理対決など賑やかなある日を描いた各エピソード、それとは対照的な戦闘の厳しさを取り上げたエピソードのミシェルが亡くなった後のアルトの想いを感じられる書き下ろし作も深みがあります。後者は本来は小説マクロスF 4巻の頭に予定していたそうですが暗い内容なので未採用だったところ、今回は河森監督の推薦もあり復活との事でした。
ミシェルとクランが中心のエピソードもありますし、本としては表紙の絵とは関係なくミシェルの登場回数が多いなと思いました。あと表紙のイラストが今までの小説と比較するとイメージが違いますね…。口絵は月刊ニュータイプからの再掲載です。
あとがきには各エピソード解説やマクロスF劇場版の2作ともノベライズ化との告知もありでした。
追記として、まずは
劇場版マクロスF(上) イツワリノウタヒメの発刊予定が出ました。