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冒頭ポアロは、いつものグルメ振りを発揮してエスカルゴ料理の余韻に浸っているというのに、この事件解決のために滞在した村のゲスト・ハウスでは、不味い食事に散々悩まされます。けっこうかわいそうなくらいその様はこっけいです。そんな苦労をしながら、殺人の動機や村の誰がその関係者なのか、人々の話を聞きながら灰色の脳細胞を働かせるのです。
無実の人間を死刑執行から救い出すという緊迫感はあまり期待しないほうがいいかもしれません。ポアロの人間心理を読み解く手並をじっくり味わうほうが楽しめます。
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