カバーに書いてある「怒涛の薀蓄」の宣伝文句に嘘はない。
宗教、科学、兵器、歴史、地理、などなど、に関する知識が、
登場人物の口を借りて次々に披露される。
しかし、薀蓄だけではないのだ。
アクションシーンの描写の巧みさもまた魅力。カーチェイス、銃撃戦、
爆発と、どんどんたたみかけてくる。主人公たちも、ドイツに
いたかと思ったらイタリアに移動し、今度はエジプトからスイスに
飛ぶなど、場面がめまぐるしく展開する。
アクションシーン、戦闘シーン、登場人物による「講義」…
というさまざまな要素のバランスが絶妙である。
「ダ・ヴィンチ・コード」でもやもやが残った人も、この本なら
すっきりできるはず。
上下巻合わせて700ページ以上と重厚な本なので読み応えは
たっぷり。週末など時間のとれる日に、じっくりと腰を
落ち着けて読むのがおすすめだ。
シリーズ第2弾、第3弾もぜひぜひ読みたいので、
続々発刊されることに期待をこめて、星4つ!