不況で解散の憂き目にあったオーケストラ・中央交響楽団と、彼らを再結集した謎の老人・天道徹三郎の物語を描いた、さそうあきら先生の漫画「マエストロ」の2巻が1巻からおよそ2年半弱を経てようやく出ました。1巻の後、ネットで続きが配信されたのを読んでましたが、やはり単行本として出版されたのを読むと感慨深いものがあります。
さて、1巻に続いて相変わらず天道の罵声混じりで破天荒な指揮に振り回される中央交響楽団の面々ですが、それでも彼らの演奏は日を追うごとに磨き抜かれていく過程が描かれています。また、そんな中で中央交響楽団のメンバーそれぞれの悩みやその他悲喜こもごもが織り込まれ、それが音楽として現れるのが上手く描写されてます。そしてこの巻で、今までほとんど素性の知れなかった天道の過去が一部ですが出てきますので、そちらも必見です。
「のだめカンタービレ」のドラマ化でクラシックへの関心が高まっている昨今、同じくオーケストラを描いたこの作品、今年の春公開される映画「神童」の原作者の作品だけに、こちらも映画かドラマになるだろうかと期待しています。