確かに、ローリンヒルなどが世評を得るような時代は、ホイットニーのような「歌姫」には逆境なのかもしれません。それを意識してか否か、このアルバムからはアリスタ側の揺れ動く、きつく言ってしまえば中途半端な販売路線がうかがえます。「until you come back」等でデビュー以来の正統派歌姫ぶりを披露しつつも、「your love is ..」のような「心に訴えかける」楽曲も網羅し、+α「it's not right..」でディスチャっぽいエンジニアソングもこなす。しかし、デビュー以来のファンとしては、時代に迎合せず、エンターティナーでい続けて欲しいと思ったりもします…。一方、ホイットニー本人は、相変わらず最高の技巧的歌唱力でこなしてます。これほどのボイスコントロールと言ったら当代随一、聴き応え十分です。派手な若手が殴り込みをかける中、頑張っていただきたいものです。