私は、ジャズ・ゴスペル歌手としての綾戸のファンではないのだが、ジャズ、ロック、英語、洋画に興味を持って同じ時代を生きた大阪人として、あのおばちゃんの生き方に興味をもっていたので本書を手にした。私の母国語の大阪弁の口語で書いてあることもあって、むっちゃおもろかった。げらげら笑いながら読んだ。年齢も一歳しか違わないし、英会話の練習しとうて僕も万博かようたし、アメリカに最初に行った時も一年違いやし、あまりに自分の人生と重なってる部分が多くて、すごい親近感を覚えた。ほんまに、このおばちゃんの強さには脱帽や。夏休みの最初の渡米で二回もレイプ未遂に遭遇したのに、それでもアメリカに対する興味と情熱が深くなるなんて普通ではない。下手したら、ぼろぼろの人生で終わったかもしれないのに、何回も試練に打ち勝ち、40歳で開花したおばちゃんに乾杯。この暗い日本を、理屈抜きでパーと明るくする一冊がこの本。ジャズファンでなくても絶対のお勧め。