ちょっと、お母さんの兄に対する愛情と、弟に対する態度の厳しさに、極端さを感じました。また、優しい兄と、気性が激しい弟もまた、そこまでは、なんて思いましたが、しかし、内面性をちょっと、強調して表現すると、こんなになるのかな、なんて思います。
そして、だからこそ、子どもに対して厳しい態度であったり、甘やかしとしか思えないような愛情過多な在り方について、また、同じ子どもなのに一方に愛情注ぐことへの問題性を、考えさせられます。
それでも、血は水よりも濃いと言われるように、家族であるが故に激しい感情のぶつかりを抱えつつも、互いに相手を愛している、思いやっている姿に、ジーーーンと、来るものがありました。
ウリ・ヒョン(My Brother)というタイトルも、ラストでの、弟の心の変化を効果的に表されています。
ウォン・ビンの迫力と、演技力に、感心しました。また、シン・ハギュンは、ほんと優しい笑顔が心に残りますね。そして、あのお母さん、「秋の童話」「冬のソナタ」に出てた、キム・ヘスクさんは、これでは、「秋の童話」のお母さん役の迫力で演じていますが、やはり、この方が適役だなという名演ですね。下町での家族の葛藤が描かれていますが、下町で撮影が行われたからこそ、心情描写に迫力を感じたり、自分自身に迫ってくるものを感じました。
撮影は、「チングー/友よ」を担当したこともあるファン・ギソクですから、どこか通じる迫力ある映像になっています。
音楽は、キム・ヒョンソクですが、映画において雰囲気に溶け込んでいますね。シン・スンフンなどにも曲を提供し、「オール・イン」でも音楽を担当しているようですね。
まだ、上映していたら、映画館で見られることをお薦めします(^^)