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妻夫木聡, 松山ケンイチ, 山下敦弘 DVD
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 出演: 妻夫木聡, 松山ケンイチ, 忽那汐里, 石橋杏奈
  • 監督: 山下敦弘
  • 形式: Color, Dolby, Limited Edition, Widescreen
  • 言語 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 2
  • 販売元: バンダイビジュアル
  • DVD発売日: 2011/12/02
  • 時間: 204 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B004PVTF2Y
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 30,816位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

妻夫木 聡 × 松山ケンイチ 遂に初共演!
監督:山下敦弘(『リンダ リンダ リンダ』)が挑む新境地!
日本映画界屈指の才能たちが、<実在の事件>を基に描く、衝撃と感動のドラマ!


激動の時代に翻弄された、若者たちのすべて――
俺たちは“何を”信じるのか……


【初回封入特典】
■「マイ・バック・ページ」特典ディスク(約60分予定)
 ・メイキング:「Our Back Page」
 ・『マイ・バック・ページ』公開記念特番
  (妻夫木 聡編、松山ケンイチ編、山下敦弘監督編)
 ・舞台挨拶ダイジェスト
■ブックレット
 ◎妻夫木 聡、松山ケンイチの魅力満載!
■特製スリーブケース

【毎回映像特典】
・予告編
・TVスポット


【内容】
1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊誌編集記者として働く沢田(妻夫木 聡)。彼は激動する“今”と葛藤しながら、日々活動家たちを追いかけていた。
それから2年、取材を続ける沢田は、先輩記者・中平とともに梅山(松山ケンイチ)と名乗る男からの接触を受ける・・・・・・。

「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」

沢田は、その男に疑念を抱きながらも、不思議な親近感を覚え、魅かれていく。
そして、事件は起きた。「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが沢田のもとに届くのだった――。


【スタッフ】
監督:山下敦弘/脚本:向井康介/原作:川本三郎「マイ・バック・ページ」(平凡社刊)/音楽:ミト(fromクラムボン)、きだしゅんすけ
主題歌:「My Back Pages」真心ブラザーズ+奥田民生(キューンレコード)/製作:映画「マイ・バック・ページ」製作委員会(WOWOW、バンダイビジュアル
アスミック・エース エンタテインメント、日活、ホリプロ、ビターズ・エンド、Yahoo! JAPAN、マッチポイント)/企画・制作プロダクション:WOWOW FILMS
マッチポイント/制作協力:ビターズ・エンド/配給:アスミック・エース

【キャスト】
妻夫木 聡/松山ケンイチ
忽那汐里/石橋杏奈/韓英恵/中村 蒼
長塚圭史/山内圭哉/古舘寛治/あがた森魚/三浦友和


内容(「キネマ旬報社」データベースより)

『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘監督が川本三郎の原作を元に映画化したドラマ。71年。活動家の梅山に出会ったジャーナリストの沢田は、彼に疑念を抱きつつも魅かれていく。妻夫木聡と松山ケンイチが初共演。特典ディスクほかを封入。


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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 一色町民 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
50代以上は大丈夫でしょうが、内容は万人向きではありません。この時代の出来事や新左翼運動などに特段興味がない、主演二人の共演だけを楽しみにくるような若い人達が気楽に楽しめる映画では全くありません。現代の若者たちにどのくらい理解できるのか?
 ただ、今の時代でも、自分の理想の職場に就いている人は希有でしょうし、青臭い理想に燃えて、現実を知らないまま先輩の声を受け入れることもせず猪突猛進してしまう人だっているはず。人は皆、失敗を繰り返し成長します。間違いも起こします。自信過剰になったり名声を欲しがったり。それは今も昔も変わらない事。そんな人間象を描いた本作は、ある意味、若者にこそ観てもらいたいです。

 冒頭から、ピンキーとキラーズの「恋の季節」が流れ、一気にあの頃にタイムスリップした気分になりました。平山三紀の「真夏の出来事」も使われます。主人公沢田がオールナイト上映で観るのが、川島雄三の「須崎パラダイス、赤信号」、音声だけでスクリーンは映りませんが「不良番長シリーズ」だったりします。また、仲良くなったアイドルと観るのがジャック・ニコルソン主演の「ファイブ・イージーピーセス」だったり、ダスティンホフマンとジョン・ボイト主演の「真夜中のカウボーイ」が、本作のキーワードともなっています。美術も、新聞社の事務所の様子とか、当時の雰囲気が良く出ていたと思います。

2時間21分という決して短くない作品で、展開もハラハラドキドキという訳ではないのに上映時間中ずっと惹きこまれてしまいました。
全共闘運動に乗り遅れた2人。それぞれ、「ジャーナリスト」と「新左翼運動家」と立場が異なりながらも、奇妙な友情(?)というかシンパシーを感じる。このふたりの奇妙な交流。それがこの物語のすべてといってもいい。「どこがどう」って話ではない、不思議な感覚がありました。それはこの時代の強い力なのかなとも思います。
 本作は、社会派映画であり、青春映画でもありますが、原作者川本三郎が云うように主人公が挫折する『敗北』の映画です。たまにはこういう映画もいいです。

 山本浩司、山本剛史、山内圭哉、長塚圭史、あがた森魚など登場シーンは少ないけれど、印象的な役者が大勢登場していたのもツボでした。また、新聞社の社会部部長を演じる三浦友和が、「新聞はそんなに偉いのか」と食って掛かる沢田に対して「そうだよ、偉いんだよ!!」と凄むシーンは、本作のハイライトの一つ。このやりとりで、観客は主人公と革命家の政治ごっこの稚拙さ、その暴走度合いをいやおうなく自覚させられる。ここ数年来、一皮も二皮も剥けた演技を魅せる三浦友和の役者としての貫禄さえ感じました。

 綱渡りのような青春時代に終止符を打ったのが「なんで俺あいつのこと信じちゃったのかなあ。」と言う沢田の言葉...。ラストの長回しシーンが、この映画のすべてでしたね。

 エンドロールで、原作のタイトルの元となったボブ・ディランの「マイ・バック・ページ」のカヴァーを真心ブラザースと奥田民夫が歌っています。歌詞の内容と映画がぴったりなので歌詞を記しておきます。

白か黒しか この世にはないと思っていたよ
自尊心のため 無駄な議論を繰り返してきたよ
英雄気取りで多数派の弱さを肯定もしてきたし
僕を素晴しいと言ってくれた男達も次の獲物に飛びついた
あの頃の僕より今の方がずっと若いさ
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By チェリーボーイ VINE™ メンバー
山下&向井組は、2011年もやってくれました。

『どんてん生活』『リアリズムの宿』のあの暗い映像。
『くりいむレモン』『リンダリンダリンダ』のあの奇妙で
リアルな間(ま)。

あのクセになる山下監督の世界に、妻夫木聡が仲間入り。
これが不思議な化学反応を起こしたか、大ストライク!
今まで見たことのない妻夫木がみられます。

過去の山下組の俳優たちも小さな役で登場。これも楽しい。

『どんてん生活』から何も変わっていないし、変わる必要も
ない。なのに、どの映画も単なるワンパターンではなく、
もっともっと観たくなる。日本のジム・ジャームッシュ映画。

当時の学生運動を知っていれば、より楽しめる部分ももちろん
あるでしょうが、基本的にはどの時代にもあてはまる「男の心理」。

女性はいつだってディーバのように冷静で、男はいつも愛すべきバカなのです。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
幅広い分野で評論活動を続ける川本三郎が、赤衛軍事件で朝日新聞社を追われ、映画評論家になり、今日に至っているのは知られた話であるが、その自己回顧録「マイ・バック・ページ」が映画になると聞いた時、この題材が本当に映画になるのかと思った。
原作や、今作にも“過激派の教祖”前園勇として登場する滝田修に焦点を充てた穂坂久仁雄のルポルタージュ「潜行・滝田修と赤衛軍事件の幻」は、ずっと昔に読んでいたが、松山ケンイチ演じる梅山のモデルとなったKには、当時一片の共感も抱かなかったし、あの事件自体が映像化されて、果たして本当に観る者の心を打つのかと思えたからだ。

でも、映画を観終わって、その考えは浅はかだったと思えた。
これは、山下敦弘ら今を生きる若い世代による“あの時代”への誠実なアプローチ。
60年代末から70年代初頭の“変革”と“喧騒”の時代から、“焦燥”と“孤立”の時代を生きた若者たちの物語。全共闘運動退潮後の挫折感と刹那感を漂わせながら、“夢”を見失いつつも、なおも“夢”を信じようとした若者たちの物語だ。
男ふたりによるバディ・ムービー、と言うには語弊があるが、劇中で「ファイヴ・イージー・ピーセス」や「真夜中のカーボーイ」がキー・ワードになっていた事を持ち出すまでもなく、ちょっとアメリカン・ニューシネマの肌触りも感じられる。

そして、“あの時代”ゆえに、との形容もされているよう思えるが、決して、その括りには留まらないテーマ。
希望と期待に胸膨らませながらも、自らの理想、良心と現実の狭間で苦悩する若者と、自分は特別な存在であり、何か大きな事をやってやる、と自分の存在価値を認めさせたいと焦る自意識過剰で大言壮語な若者。
どちらも、閉塞感ある今日にも繋がる、と言うより、いつの時代の若者たちにとっても普遍的な問題じゃないか。多くの若者たちの心の中には、内なる“沢田”も、“梅山”も存在すると思う。

そして、映画の創作と言える印象的なプロローグとエピローグ。正直、こんなにナイーヴで優しくてもいいのか、とも思うが、それでも、ラストの妻夫木聡の慟哭は痛切だった。
主演のふたりは、がっぷり四つの熱演。山内圭哉とあがた森魚が存在感を見せる。

劇中登場する5本の映画がどれもドラマに連環しているのも、映画ファンにはお楽しみな処か。中でも、「19歳の地図」をエピローグの冒頭に持ってきたセンスにはやられた。
19歳の時に、リアルタイムでこの映画と出逢い、我らの時代の内なる“梅山”的な存在に切なさを感じた者にとっては、正に、胸を衝かれたと告白しておく。
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