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マイ・バック・ページ - ある60年代の物語 [単行本]

川本 三郎
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ベトナム戦争、全共闘運動、そして連合赤軍事件……。騒乱の60年代末、若きジャーナリストとして著者が体験した、青春の蹉跌を描く伝説の回想録、待望の復刊。2011年、妻夫木 聡&松山 ケンイチ 出演で映画化!

内容(「BOOK」データベースより)

全共闘、ベトナム戦争、CCR、そして連合赤軍事件…。「政治の季節」のただなかで、悩み、翻弄されてゆく、ひとりの若きジャーナリスト。伝説の回想録待望の復刊。

登録情報

  • 単行本: 216ページ
  • 出版社: 平凡社; 復刊版 (2010/11/26)
  • ISBN-10: 4582834841
  • ISBN-13: 978-4582834840
  • 発売日: 2010/11/26
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
映画を観て、いてもたってもいられずに原作を読みたくなるというのは、個人的にはそうある経験ではないのですが、掛け値なしにそのようにして大きなものを得たという実感のある一書。青春の無償的純粋さと痛々しさ、彷徨と蹉跌を描いた見事な自伝の一。

「「われわれはその問題は徹底して考えたし議論もしたんだ。その結果、”センス・オブ・ギルティ”は神の手にゆだねることにしたんだ」とスティーブはいった」(63頁)。

「「Kとか・・・・・・。どうせならやっぱり山本義隆や秋田明大と心中したかったな」。私は自嘲的にそう呟く他なかった」(187頁)。

「検事のにこやかな恫喝に負けた。勾留十日目で肉体的にも精神的にも疲れ切っていた」(199頁)。

「ひとはよく「アイデンティティ」という。「自己同一性」と訳されるこの言葉の行きつくところ、結局は「自分の記憶」なのだと思う。・・・ 「現在の自分」は「過去の自分(の記憶)」の集積である。自己同一性は記憶によって保たれている」(219〜220頁)。

組織(即ち、朝日ジャーナルの変節といってもよいでしょう)と個人という切り口で云えば、本書の内容は宮仕えの方々にも裨益するところ大であるように思われます。取材対象への不介入原則と取材源の秘匿原則というジャーナリストにとっての二大準則が同時に問われることになった稀有の体験記ということで云えば、マスコミ志望者にとっても必読書の一であるように思います。
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34 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
眉につばを。 2011/5/18
形式:単行本
ズバリ、「青春回想物語の体裁をとった自己弁護の羅列」です。 まず同じような状況&心理描写のループが多く重なっておりこれだけで(推敲してないの?)と疑問を感じるのですが、更にこのストーリーのキモ、肝心の自分の犯意については、自身の心境を照射した描写がなく裁判での弁護人陳述を引用するという・・・典型的な責任回避の態度がみえて至極残念です。 川本三郎という書き手の誠意を疑うに充分な仕上がりで、この本を改稿せず重版し続ける川本氏の態度は問題です。 主観的記述のみならず、スレスレのところで自己の責任から回避しているのです。 事実関係については、参考文献として、記者によるルポルタージュ・福井惇『一九七〇年の狂気』を同時に読まれる事をオススメします。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
学生運動の時代について、文学的観点からすごく興味があり、よく手にします。
映画であれば、「実録・あさま山荘へのみち」がすごかった!
それに関連した永田洋子たちのルポを読んだことがあるが、それも凄かった。
胸をえぐられるような、なんでこんなことになってしまったのかと悔悟しか残らないような
若者たちの空洞化した挫折と失敗の物語。
だけど、あの時代、彼らは確実に生きていて、でもその「生」をつかむことを許さないなにかがあって…。
私(70年代生まれ)にはわからないなにかの中を、ただ生きていたのだろう。

さて、この本ですが。
映画をさきにみました。
正直、思っていたほどディープでなく。
だけど、浅間山荘のように、なにかたった少しずれたものが大きく破滅へと向かった物語という印象。
本は章だての短編回顧録のようになっていて、60年代の学生運動の熱気を伝えようとしてくれているのは分かります。
時代がわかる本、とい感じ。
犯罪がどうとか、記者の倫理がどうとか言うなら、もっと突っ込んで語ってほしかった。
だから、そんな深いものを求めないで、単純に「時代を感じる本」としてはいいのかも。

作者にとってもまだ、消化できていない時代なのかも。
そしてきっと、あの時代を生きていた若者たち全員にとってもつかみどころのない、
捕獲できない空気・時代だったのではないだろうか。
だから、しょうがないのかも…。

と、思わせる本でした。
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