2006年1月14日ニューヨーク、ヒルトン・ボール・ルームにて録音。『Five Trios Series』の第二弾。マイルスに捧げられている。
『Five Trios Series』は以下の通り。
1.『Dr.Joe』・・・チック・コリア(p)・ジョン・パティトゥッチ(b)・アントニオ・サンチェス(ds)
2.本作・・・チック・コリア(p)・エディ・ゴメス(b)・ジャック・ディジョネット(ds)
3.『モンクス・ムード』・・・チック・コリア(p)・クリスチャン・マグフライト(b)・ジェフ・バラード(ds)
4.『ワルツ・フォー・デビー』・・・チック・コリア(p)・エディ・ゴメス(b)・アイアート・モレイラ(ds)
5.上記4つにBOXしかない組み合わせチック・コリア(p)・アドリアン・フェロー(b)・リッチー・バーシェイ(ds)
僕はメンバー的には本作が一番好みだ。
ライナーではチックがマイルスのバンドに入った経緯が、『入られた』ハービー・ハンコックのコメントと交互に語られていてなかなか興味深い。どうもハービーがハネムーンでブラジルに行って食中毒になってしまったのがきっかけらしい。そしてチックは弾いたことも興味もなかったエレクトリック・ピアノをマイルスから弾くことを命じられた訳だ。そして『リハーサルなんてない。ただ聴こえてくる音を弾くだけだ。』と言われる。
本作はまさに3人が聴こえてくる音を聴いている。『So Near So Far』の彼方にマイルスのペットの空耳が聴こえたのは僕だけではあるまい。