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42 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
失いながら得ていく。それが少年から大人へと成長すること。,
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レビュー対象商品: マイライフ・アズ・ア・ドッグ [DVD] (DVD)
1950年代のスウェーデンに暮らすイングマル・ヨハンソン少年。父は外国へ出稼ぎ中、母は病に倒れている。踏んだり蹴ったりに思える人生だけど、スプートニクに乗せられた実験犬よりはまだましだと自分に言い聞かせる毎日だ。そんな彼がひと夏、叔父夫婦に引き取られて片田舎の村で暮らすことになる。そこでの一風変わった人々との出逢いの中で、少年は確実に成長していくことになる…。 「ギルバート・グレイプ」と「サイダーハウス・ルール」の原点といえるハルストレム監督作品。お見事、と言って良い秀作です。 人生とは、様々なものを失いながら成長すること。そんなことを思う映画です。イングマルが犬のマネをするのは、これ以上自分から何かがもぎ取られることに少年なりに抵抗を示すための手段だといえます。自らの吠え声で、襲い掛かる世間を振り払おうとするかのようです。しかし怯えた犬ほど激しく吠えるもの。その吠え声は彼が押しつぶされる直前にあることを象徴しています。 しかし、彼は失うと同時に多くを得ていくのです。穏やかに眠る彼と“彼女”のラストシーンまで、見る者を捕らえて離さない魅力に満ちています。 ラストシーンのラジオ中継はスウェーデン人以外には理解しづらいものでしょう。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
相対的な幸せ ⇒ 絶対的な幸せ,
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レビュー対象商品: マイライフ・アズ・ア・ドッグ [DVD] (DVD)
主人公は厳しい現状をやり過ごすためにいつも「呪文」を唱えています。曰く「僕は@@よりは幸せだ」「○○はもっと悲惨だったろう」 話が進行するにつれて、魅力的なキャラが次々登場してほのぼのするというのに 状況はどんどん悲惨になり、彼が必死に唱える呪文は残念なことに効き目を失っていきます。 絶対的な不幸の前に彼の相対的な幸せは簡単に崩れさってしまうのです。 でも、ラストの彼(やサガを初めとする周囲の人達!)の笑顔を見てくださいよ。
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大人って勝手だ、と思ってた子供のころを思い出します,
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レビュー対象商品: マイライフ・アズ・ア・ドッグ [DVD] (DVD)
「マイ ライフ アズ ア ドッグ」、まず、タイトルで惹かれました。「犬のような僕の人生? 生活?」って、いったいどんな内容なんだって思いました。DVDは「スプートニクに積まれて宇宙を飛んだあのライカ犬、僕はそれよりマシだ。」そんな一人語りから始まります。子供は子供なりに色々なことを考えているけど、それはなかなかうまくいかないし、大人には分かってもらえない。大人の事情というのも分かるけど、でも子供にだって子供の事情がある。なのに大人はそのことを受け入れてくれない。人間ではあるけれども、結局は自分じゃどうしようもできない子供の僕は、結局は犬みたいに周りの「人間」の事情に翻弄されながら生きていくしかないんだ。「マイ ライフ アズ ア ドッグ」は、そんなことを私に語りかけてきました。 一番印象に残っているシーンは、自分の感情を抑えていた主人公が、ある些細な事件がきっかけで自分をうまく保てなくなり、東屋に逃げ込み、その小さな天窓から一人で夜空を見上げるシーンです。スプートニクで打ち上げられた悲惨で孤独なライカ犬と重なりました。 こう書くと悲しいだけのお話のように聞こえるかもしれませんが、それだけではありません。このお話がどんなふうに終わるのか、それは是非このDVDを自分で観て知ってください。 このDVDは、自分が子供のころの、大人に振り回されていた自分を思い出させました。誰もがきっとそんな体験をしていると思います。そんな「犬のようだった自分の生活」を、このDVDを観てもう一度思い出してみるのもいいと思います。
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