米原さんの処女作。ずっと絶版で、幻の本でした。今回、再販になり、早速購入。
シベリアに通訳として同行した時の旅行記。想像を絶する寒さ、ツンドラの上の家、凍らせないために地面に埋めないパイプ、人間が原因の霧。どれも想像を絶する世界でした。そして、同じアジア系の人々が、暖かい地を追われ、この極寒の地に追われ、追われてきたらしいことに涙してしまいました。
晩年は、糞尿の話が妙に多くて時々いやになることがあったけど、子供向けだからか、若くてまだ恥じらいがあったためか、その辺は比較的さわやか。文章も子供に媚びてなく、切れがあった。
もう、米原さんの新しい本が読めないなんて、ぐっすん。