地が大好きなへぼゴキチにとって、小目の小ゲイマジマリは、低金利ながら安全確実な銀行預金のようなもので、一度確保すれば誰にも侵されない安心財産のはずだった。ところが、著者は、一見手のつけようのない堅陣の中にもさまざまな手段のあることを詳細に解説している。実戦でこのような手筋を活用して、敵陣を荒らすことができたら実に痛快であろう。逆に自分の金城湯池と思っていた領地に、このような侵略を受けたら実に不愉快でであろう。著者が、繰り返し説かれていることは、やわらかく軽く打つテクニックである。まあ、分かっていても実戦では、ガチカチに醜く打ってあっという間に眼形が無くなって、あたふたと逃げ出したり、一網打尽にされてしまうのがへぼの悲しさなのであるが。本屋で立ち読みしてすぐに夢中になって買ってしまいました。溝上先生、是非続編をお願いします。