A FUNNY THING HAPPENED ON THE WAY TO THE FUTURE
という単行本で 著者はMichael J.Foxで 2010年発行となっています。
当然、日本語訳を読んだのですが邦訳のタイトルは
マイケル・J・フォックスの贈る言葉
未来へ踏みだす君に、伝えたいこと(早川書房2011年)
この本の 欧文タイトルが邦文タイトルに超訳されるのですから訳者の力量の凄さ・深さに感心してしまいます。
作者について敢えて紹介する必要はないと思いますが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で世界的スターになって人生最高の時を迎え始めたころ指がふるえ、パーキンソン病の診断が下ります。その後「パーキンソン病研究のためのイケル・J・フォックス財団」を設立し活動をしています。
この本はマイケル・J・フォックスが世に出した「ラッキーマン」「いつも上を向いて」に続く3冊目の和訳本です。「いつも上を向いて」はまだ読んでいませんので書評はできませんが、この「贈る言葉」が新書版で123頁ですから一番短編で読みやすいように思います。
全体的には自叙伝風ですが、その中にはなかなか良い言葉が出てきますのでご紹介します(マイケル自身の言葉ではないものも含まれています)
「状況を最大限うまく活用する人に、状況は最高のものとなる」
「だいじなのは、もうすべてわかったと思った後から何を学ぶかだ」
「災難はよきものへの入り口だ」
「最悪の場合のシナリオを想像して多くの時間を過ごすことはやめてほしい。想像したとおりになるなんてことはまずないし、万が一そのとおりになってしまったら、きみは二度もいやな経験をしなければならなくなる」
「パーキンソン病のおかげでぼくはよりよい人間、よりよい夫、父親、市民でいられるようになった。だからこの病気は贈り物だったのだ。中略 それはぼくたちからいろいろなものをうばいつづける贈り物ではあるけれど・・・それでも確かに贈り物なんだ」
「この瞬間、つまりたったいまが大事だということだ。中略 現在は君のものだ」
「君自身の幸せに責任があるのは、きみひとりだけだ。だけど、だれか他の人の幸せに責任を感じても、それはそれでオーケーだ」