本DVDの舞台はユタ州のオレム市。同州はモルモン教徒が人口の75%を占める共和党の牙城であり、Bush Countryなんてプラカードまである保守中の保守。
モルモン教徒には宗教的な迫害から逃れるためにこの地に移住し、宗教の自由を求めていたという歴史がある。
そんなガチガチの保守主義のオレム市にあるユタバレー州立大学で、マイケル・ムーアが講演をすることになった。ここから映画は始まる。
感想としましてはとにかく圧倒的なリアリティがあります。
保守派はマイケル・ムーアを邪悪な存在、イカれた野郎、反米主義者と罵りアレやコレやと講演を中止させようとします。
自由主義者はそれにたいし言論の自由を持ち出して応戦します。
文字にしてしまうとなんてことはないのですが、映像で見ると論争とは格もエネルギッシュなものなのかと感激させられます。
しかし言論の自由の発信地であるアメリカで保守派の主張はまったくナンセンスなんですよ。
議論を戦わせるのではなく拒否している。
本DVDの保守代表であるアンダーソン氏は「ユタは至高の場所ですし、(言論の自由によって)壊されたくない」「ユタに世の中は必要ない。訪ねるだけでいい」と言っている。
これじゃまるで映画「ヴィレッジ」のような社会じゃないかw
まあ、過去に迫害されたという歴史があるだけに自分たちのコミュニティーにゲイ、異教徒、事実婚など自分たちが把握できないものはその思想すら持ちこませたくないんだろうな。
総括
この壮絶な論争は是非見て欲しい。絶対みんな「こりゃ、すげえww」ってなります。