発売前の予約の時点で、付録の内容があまりにミーハーな物が多かった為、迷いましたが、結局買ってしまいました。文章を読んでみて、タブロイド誌やワイドショウのりの、焦点の当て方にがっかりです。自分勝手な憶測や、怪しい人物の著書からの引用や、迷走している頃のラトーヤの言葉など、到底信じがたいものも多くあり、最初に書かれていた、著者がファンであり研究してきた、との記述に疑問を覚えました。尋常性白斑症や、SLE(全身性エリテマトーデス)に関しても、どこか信じていないマスメディアと同じ匂いがします。フレッシュアイペディアででも調べてほしいものです。私は医療従事者です。この2つの難病を20代前半で発症したマイケルの気持ちを考えると、どんなに絶望の中で戦ってきたかわかりません。治療法すら見つからないこの病気で、自殺する人すら少なくないのです。日光に当たれない事、スリラーの頃の頬の赤い事、慢性的な不眠になる事。そして何よりも、白人や黄色人種が白斑を患っても目立たないかもしれませんが、マイケルは黒人です。ストレスや、やけどなどで、広範囲に進行するといわれる白斑部分が、黒い部分より広範囲になれば、白いファンデーションで隠した方が早いのは当たり前です。ほぼ全身が真っ白になってしまった患者さんを見たこともあります。病気になった本人が、一番混乱するのです。自分がその病気だったら...と、メディアや、この手の著者に問いかけたいものです。
途中まで、この本を読んで悲しくなり、気持ちが失せてしまいました。いろいろなものと闘いながら、世界の頂点を極めたマイケルの数々の実績は、確かなものですが、彼のその時々の気持ちは、マイケル本人にしかわからないはずです。私達ファンは、事実しか、ほしくありません。