米国イリノイ州、南イリノイ大学応用科学部航空整備学科・・・レクサスのいんちき試験を実施したのは本校の自動車整備学科の教授。悪名高き学校として有名になってしまったが、航空整備学科は違った。全てのシステムが生きている、UA払い下げの67年製B737−222型機(JT8D)が実習用教材として置いてある(私が去った後に学生だけでAPUを修理したらしい)。ジェット輸送のクラスでは、実際にこいつのエンジンを回し、タキシングまでさせてもらえた(現在は不明、私は2003年〜2005年までの在籍)。その他の実習用教材は、やや時代遅れとはいえ基礎を学べる機材は全て揃っている。それ以上に教授やインストラクターのレベルの高さには圧倒された。我が国では米国FAAの資格はアホ呼ばわりされているらしいが、本学科でGPA4・0を取ってからアホ呼ばわりしてほしいものだ。私は在籍中、誰よりも多くの質問をし、消極的な性格ながらも自分から前へ出るようにしていた(決して仲間の邪魔をしたりはしなかった)。初めて成績優秀で卒業、ガチンコで米国人学生と勝負(ある教授からは「普通、アジア系の学生は静かで君のように長々と大きな声で弁論を続けたことはない」と呆れられた)、各賞や奨学金を受賞したが帰国後、ある米国系エアラインの日本支店に入社し、モチベーションが完全に潰された(あんなのは整備ではない、ただのメンテごっこだ!)。雇用形態は非正規で、正社員の使い走り(正社員も9割方はいい人達だが、宇宙人が1割混じっている)。100年いてもエンジンひとつ回せない場所なので、いずれ去る事だろう。元々帰国する気は無かったが、米国での永住権や労働ビザは巷で言われているほど簡単には取得できない。
話が逸れたが、NASAにも時々呼ばれるキューバ系米国人の教授への贈呈用として購入。レシプロ機の天才、世界で10本の指に入るような人だ。喜んでもらえる事と思う。