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ポー名作集 (中公文庫)
 
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ポー名作集 (中公文庫) [文庫]

エドガー・アラン ポー , 丸谷 才一
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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ポー名作集 (中公文庫) + モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫)
合計価格: ¥ 1,355

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

理性と夢幻、不安と狂気が綾なすポーの世界を、流麗な丸谷才一訳で再現。代表的傑作「モルグ街の殺人」「黄金虫」「黒猫」「アシャー館の崩壊」など八篇を収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ポー,エドガー・アラン
アメリカの小説家・詩人。1809年、ボストン生まれ。雑誌編集のかたわら詩や短篇小説を発表。史上初の推理小説、また怪奇ホラー、SF小説の傑作を残し、それらの分野の発展に多大な功績を残した。詩や文芸評論においても高い評価を受けている。1849年没

丸谷 才一
大正14年(1925)、山形県鶴岡市生まれ。東京大学文学部英文科卒業。小説、評論、翻訳、エッセイと幅広い文筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 323ページ
  • 出版社: 中央公論新社; 改版 (2010/7/23)
  • ISBN-10: 4122053471
  • ISBN-13: 978-4122053472
  • 発売日: 2010/7/23
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
ポーの代表的短編8つを収めた作品。「大渦に呑まれて」、「落とし穴と振り子」を加えれば、デュパンもの三作を含めた代表作がほぼ揃う形になると思う。ポーの短編集は幾つか出ているが、本作の編成がベストではないか。「スフィンクス」以外は40年振りの再読だったが、改めてポーの魅力を堪能した。

ポーに関しては詩作も含めて、幻想的・耽美的と言うイメージがあるが、実際は"理知"の人であった事が良く分かる。「大鴉」に関するインスピレーションについて尋ねられた際、ポーはこう答えている。「詩とはこれ、計算なり」。例えば「黒猫」のジワジワと滲み出る恐怖も計算付くの構成で生み出されている。本作には収められていないが、難破船で海中に落下する漁師の恐怖を描いた上述の「大渦に呑まれて」も、ポー自身は海に出た事がなく、想像力と計算だけで恐怖を生み出しているのである。世界初のミステリ「モルグ街の殺人」は、当時のヨーロッパで起きた実際の未解決事件をポーが紙上で理知的に"解決"したものである。知性の煌きと幻想的味わいが同居している所にポーならではの魅力がある。

また、ポーは一人でミステリのあらゆるパターンを創ってしまった感がある。ある種の密室形式、犯人は「***」とのパターン、天才探偵とワトソンのコンビ形式、「木は森の中へ隠せ」、暗号もの、論理小説、霊的事象に頼らない恐怖小説、ドンデン返しを含む落とし話。本当に凄いと思う。本作では、その全てが堪能出来る。また、ポーは長編ミステリを書いていないが、ミステリの本質は短編にあるとの確信があったのだと思う。「切れ味鋭い論理」と「幻想的な文学性」が同居するポーの余人に代え難い魅力が結実した珠玉の短編集。
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形式:文庫
ポー作品集をミステリー・ファン向けに1冊だけ選ぶなら、本書がお薦めである。
言わずと知れた世界最初の推理短編の「モルグ街の殺人」に「マリー・ロジェの謎」と「盗まれた手紙」のデュパン三部作に加え、「お前が犯人だ」と暗号解読ものの冒険小説「黄金虫」と、ポーのミステリー作品が揃い、さらにポー作品で絶対に外せない「黒猫」と「アシャー館の崩壊」も入っている。

「モルグ街の殺人」と「マリー・ロジェの謎」は、本格もののミステリー・ファン以外には読んでて退屈な内容だが、そこで描かれる論証は微に入り細に入りでとくに後者の論証は非常に優れている。

衝撃度では「お前が犯人だ」に勝るものはない。まさしく「お前が犯人だ」というシーンは、「黒猫」や「アシャー館の崩壊」のような怪奇作品かとばかりに思わせるどんでん返しがたまらない。

1点だけ不満を挙げると、デュパン三部作は「モルグ街の殺人」「マリー・ロジェの謎」「盗まれた手紙」の順番のはずのところ、「盗まれた手紙」と「マリー・ロジェの謎」の順が逆に収載されているが、やはり本来の順番どおりに収載して欲しかった。
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