この本は、小生の庭作りに、とても参考になりました。
小さな庭ですが、数年前から、庭づくりをしてきて思ったことは、わぁっかわいい!とか、きゃぁっきれい!とか、
どうもそういう庭は男として作りたくないなあということでした。
かといって、松と石と池というのもなんだなあと。
そんな試行錯誤の中で、この本からひとつの答えをもらった気がします。
マルチングや堆肥についても、方法だけでなく、なぜ必要か、そして、その根本にあるポール・スミザー氏の理念がよくわかり、
庭をつくる気持ちの土台もしっかり持つことができました。
しかも、神髄をついていながら、文章が理屈っぽくなく、楽しく、おもしろく書かれているので、何度読んでも笑えるところがあり、自然に頭に入ってきました。
長文の羅列ではないのも、いつでも拾い読みができて、疲れなくていいです。
それにしても、ギボウシを運ぶ彼の写真は、植物の美しさ同様に、絵になりますね。
短足胴長の旧体型日本人としては実にうらやましい限りです。
しかし、どんな作業をしていても、植物にとけ込んで絵になっているのは、きっと彼の外見のせいだけでなく、その精神からだと信じ、
庭仕事をする小生も、短足胴長の植物の妖精に見えるような庭をこれから作って行きたいと思います。
その辺に生えているグラスたちが宝石のように見えてきました。やっと、やりがいと手応えを感じられる気がします。