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したがって、ガイドブックとしての本書の主題は「常に全体像を見失わない」ようにすることと、「ファイブフォースなどのフレームワークの全体からみた位置づけを体系的に捉えること」という2つにあると思う。
イラストがいささか軽いように見えるが、全ての見開きの左上に全体の位置づけがわかるミニマップがあり、さらに各章ごとにその章の詳細マップが必ずついていることが最大の付加価値であろう。
原典を読む際の地図代わりとして、読みながら頭の整理ができる。
コンテンツについては、基礎となるファイブフォースの概念(1章)に
原典の3倍ものページ数を割いて理解を促している。この基礎を押さえた上で、大前提となる三つの基本戦略の説明があり、第三章以降はそれらを踏まえて、具体的なチェックリスト形式で自分なりに深く分析できるように工夫されている。
ファイブフォースの簡単な説明はできてもその本質や背景となる前提条件を知らない人がほとんどではないだろうか。この本は、その意味ではいわゆる「ポーター」のガイドではなく、ポーターの「競争の戦略」のガイドと位置づけていることで、これまでの類似本よりも深く体系的な説明を提供してくれる。
個人的には、第三章以降もチェックリストとあわせた説明をもう少し入れて欲しかったが、そうすると原書と同じ分量となってしまうということ?
是非この競争の戦略の具体版といえるバリューチェーンの概念を中心としたポーター第二弾「競争優位の戦略」の徹底ガイドも期待したい。
『競争戦略』はビジネスマン必読の書であり、その内容を手軽に理解できるこの本はビジネスマンであれば必ず読むべき本だと思います。経営に携わってない人であっても、この本を読むことでビジネスに対する見方が大きく変わります。
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