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それでも人間という不条理の塊を「ロゴス」で描かなくてはならぬ「小説家」としてのあまりにも前向きな「諦観」は「スローターハウス5」のヴォネガットを連想させる。哲学的命題からトイレの落書きまで、呆けたじいちゃんの口からご飯がポロポロこぼれるみたいに言葉が溢れ出る。そういうもんじゃん! なんつって!!
こんなナイスな小説が絶版のままなのは許せなかったので、今回河出で出版されることになったのはとても喜ばしいのだが、この作品はカフカの「変身」同様、具象画をカバーに使って読者に先入観を抱かせてはいけないのだ。これじゃ「裸の大将、戦争へ行く」みたいじゃないか。ってそんなのあったら読んではみたいけど・・・
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