劇場では見逃した(2があまりにひどかったので全然期待できないと思ったからだ)。ところがLDが出たとき買って見たら、これがごつい面白い。さすが『ゾンゲリア』(それにしてもヒドイ題名だ)のゲイリー・A・シャーマン監督だ(本作では製作も担当するという熱の入れよう)と思った。
本ブルーレイもさっそく購入。最初から値段が安いというのがまずいいね(LD時代の三分の一)。通常DVDは日本では未発売だったが、北米盤通常DVDと比べても遙かに画質が向上していて、ハイデフの威力を味わえる旧作の1つになっていると思う。
内容的には、まず鏡の世界という発想が何度見てもいい。高層ビル全体が異次元空間のようになってしまう設定もユニークで、ビル内をあちこち動き回るアクションというシチュエーションは『ダイ・ハード』と相当、影響しあっているだろう(同じ1988年作品)。ロビー・フロアでお披露目パーティか何かをやっているというところまで同じだ。この会場に置いてある「前衛アート」彫刻がまたキモおかしい雰囲気をかもしている。今から見るとチープな終盤のグロテスク・ホラーメイクともども、逆に手作りのお化け屋敷感覚みたいなのが伝わってくる、実に「キモこわおかしい」といった感じがたまらない味なのだ(1作目もそういうノリの部分があったしね)。このメークを担当したのはかの「物体X」のロブ・ボッティン。さすがだ。ラストは「愛」の大団円で泣かせるし。これは文句つけるところがない映画だ。
ただ亡くなったこの子役は見ているだけで痛々しい。この3作目ではもう、顔がむくんでいるじゃないか。こんな子供に演技させ続けた大人はバチあたりだな。