クエスタベルデで暮らすフリーリング一家に突然、得体の知れない超常現象が
頻繁に発生するようになる。そして一家の末娘のキャロルアンが子供部屋に突
如出現した異次元のホールに引きずり込まれ、姿を消した。一家は彼女を救出
するため超常現象を研究する機関に助けを求める。
心霊現象に巻き込まれた少女を家族と霊媒師が助けようとする設定は、エクソ
シストに似ていますが、この映画は、単にホラー映画という枠組みを超越した
、光と音の一大スペクタクルといったほうがいいでしょう。それもそのはず、
製作・脚本がスティーブン・スピルバーグですから、彼のテイストがいかんな
く発揮されています。監督は「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパーですが、
この映画はスピルバーグ色まるだしの大金を惜しみなく投入したホラースペク
タクルで、観る者を圧倒します。ただし、ストーリーもきちんとしていて、基
本的には単なる騒霊を描くだけではなく、家族愛を描いている点で共感できる
要素もあり、娯楽映画としてはハイクラスといえます。
騒霊が現れるとき必ず、真夏の夕立のような激しい雷雨になり、それを背景に
身の毛もよだつ物語が進行していく様子が、この映画の最大の魅力なのではな
いかと思います。