出版社/著者からの内容紹介
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
出版社からのコメント
従来の関係では、そんな気持ちをムリヤリ押し込めるか、あるいはこそこそと隠れてつきあうかしか選択肢はなかった。こんなやり方は、自分の気持ちを裏切り、パートナーの信頼も裏切っている。1対1の関係は、表向きは誠実そうに見えて、その実、不誠実、不健全な裏面をつねに併せ持っているのだ。
一方、ポリアモリーは、自分に正直で、パートナーにも誠実、健康的なつながりである。1対1の関係のように、相手を束縛、支配、所有することもない。おたがいの自由、成長、愛のエネルギーの開放をめざしていO。 このように、ポリアモリーは、なによりも誠実で信頼ある愛情関係であり、フリーセックスやスワッピングなどとはまったく異なる。
ポリアモリーは、一夫一婦制をまったく否定するわけではなく、家族を拒むものでもない。むしろ、家計や住居をともにする強い絆と、そうではない弱い絆をともに含めて、親密な交流ネットワークを形成し、ゆるやかな疑似ファミリーをつくりだす「拡張された家族主義」。一夫一婦なら離婚が避けられない事態でも、ポリアモリーならその危機を回避できる可能性が高まる。
ポリアモリーには多様な刺激やコミュニケーションがあり、趣味や交友の輪を広げ、自分の隠れた素質を引き出すなど、人生を何倍も豊かに楽しむことができる。また、道具やクルマをシェアでき、資源を共有するから、環境配慮型の暮らしを実現。新しい情報やテクノロジーもより入手しやすくなり、次世代への変化に対応しやすくなる。子育てや家事を分かち合えば、自由時間も増える。また、閉じた家庭のなかで、子供や主婦にストレスがたまったり、疎外されがちな傾向をふせぐこともできる。
現代社会では、核家族化に加え、少子高齢化でますます孤立しがちな世帯や高齢者が増えていく。ゆるい家族であるポリアモリーのようなスタイルは、こうした孤立化の歯止め(セーフティネット)にもなる。
愛や家族こそ、私たちの社会を成り立たせる基盤であり、近代的な恋愛結婚観(ロマンティックラブ)や家父長制は、まさに近代社会を成り立たせてきた。その意味で、ポリアモリーは、ポスト近代、持続可能(サスティナブル)でエコロジカルな未来社会を築く基盤になるといってもけっして過言ではない。
著者について
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1981年に、ワシントン大学で臨床心理学の博士号を取得。自身、結婚・離婚を重ねながら、ポリアモリーの可能性を探求。84年に、ポリアモリーのセンターを立ち上げ、以来、ムーブメントを主導。ポリアモリー専門誌『Loving More』の創刊、全米各地でのワークショップやセミナー開催など、アクティブな活動を続けている。全米ネットのテレビやラジオ番組にも、たびたび登場している
堀 千恵子
熊本女子大学(現・熊本県立大学)文家政学部英文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)