ウィリアムソン家では、家族の分だけでなく妹ケリーアンの友人ポビーとディンガンのための食事も毎日用意されていた。しかし、物語の語り手である兄アシュモルはそんな状況を疎ましく思っている。なぜなら、ポビーとディンガンは妹の空想上の友人に過ぎないのだ。大切な友人を失った妹の病気が重くなるのを見かね、街中に「賞金つき捜索願い」を出す兄アシュモル。かくして街中の人々がポビーとディンガン探しに奔走するが…。
本書は、架空の友人をストーリーの中心に置くことによって「目にみえないものの価値」を訴えかけている。「何を言っても誰にも信じてもらえないのは、あんまり気分のいいものじゃない」とアシュモルは妹の思い(=「目に見えないもの」)の大切さに気づき、また街の人々は「目に見えない夢」を求める自分に気づき、ケリーアンが大切にしていたものの真の価値を認める。ポビーとディンガン探しや「架空のお葬式」がただの哀れみや酔狂ではなくなるところに、本書の魅力がある。
また、物語を通じて出現するオパールも本書のきらめきを引き出す重大な役割を果たしている。オパールの不思議な色彩のイメージと重なり合い、かすかにゆらめくような読後感が読者をひきつける。(青山浩子)
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