宮川先生の遺した歌謡曲(その他のジャンルも含めてあえてこの書き方です)を集めた本CDは、その功績をたたえる上で必然だし、意義がある。ただ、ほとんどがすでにCDになっていて、手元にあるものが多いのも事実だ。
だから、本当にファンやマニア、いやそれだけじゃない、「テレビと一緒に育った世代全て」が求めているのは、宮川先生の「テレビ・サントラ集」なんじゃないかな?
すでに商品になっている「ゲバゲバ90分」「カリキュラマシーン」「宇宙戦艦ヤマト」はともかく、NHK「昼のプレゼント」「お笑いオンステージ」「バラエティ生活笑百科」「二人のビッグショー」、NTV「ズームイン!!朝!」「午後は○○おもいッきりテレビ」「シャボン玉ホリデー(はちょっと無理か)」、フジ系「ワンサくん(あるの?)」「アローエンブレムグランプリの鷹」、おっと忘れちゃいけない競馬の「京都・阪神・中京G1ファンファーレ」などなど、画像と一緒に耳に飛び込んできた素敵な音楽たちをまとめた作品こそ、草創期からテレビに多大なる貢献をされた宮川先生を追悼するにふさわしいと思う。もちろん、宮川先生は単なるテレビの職業作家ではないことをふまえた上で、申し上げている次第。
筋から言えば、NHKエンタープライズかVAPから作品集を出すべきだと思う。ただ、前者だと一般市場で購入できないから、やはりここは日テレ系VAPの出番ではないか。監修はもちろんご子息・宮川彬良先生にお願いしたい。正しい前例として、故・山下毅雄先生の作品復刻は次男・山下透先生がスーパーバイザーであった。偉大なる日本の作曲家を後世に伝えるためにも、関係者の皆さん、自利や権益に固執することなく、一致団結協力の上、「ザ・宮川泰作品集」を世に出してください。