説明下手なわたしは本作についてうまくは書けない。ただ必ず見てほしい映画の筆頭作品であるということだけは伝えたい。ただひたすらにうまい役者を使い過剰な演出を避け、ヒットを狙う2時間以内に収めることなく3時間の超大作。警察の恥部や暗部をあますことなく描き、フィクションとは思えないタブーを突き破ったものすごい映画。何がすごいかって警察組織の暗部をえぐった映画は数あれど、その隠蔽にマスコミまで加担していることを描いたのは本作品だけだろう。思い出すことは、転落寸前の政党の関係者が国家機密費をマスコミ対策に使っていた過去を暴露した途端、名前を挙げられまいと必死になってその政党を持ち上げ政権政党をけなし始めた。当時ジャーナリストを気取っていてお金を受け取っていた若造も現在はマスコミの上層部にいるのでこんなことが起こるのだろうが、正義を気取るマスコミを信用できなくなった。本作品はまさにマスコミを悪者として扱っている。こんなすごい作品をマスコミは一切扱わないで、姑息な手法とお気軽な作品ばかりを宣伝しまくる。この作品が「笑う警察官」なんかよりも話題にならないのが絶対におかしい。もっともっと多くのひとに知ってもらいたい名作です。