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5つ星のうち 5.0
テラに蔓延する未知の薬物‘ピル’の秘密を探れ!進展ローダン・シリーズ第375巻。,
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レビュー対象商品: ポスビの友 (ハヤカワ文庫SF ロ 1-375 宇宙英雄ローダン・シリーズ 375) (文庫)
地球がブラックホールへと転落する日が近づく中、未知の薬物‘ピル’の謎を追って中国へ飛ぶブルの活躍と遂に故郷銀河へ帰還したローダンの戦いを描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第375巻。本巻の執筆者は堅実なベテランのマールと腕を上げる若手フランシスです。前巻後半からのブルの地球編は急展開を迎え僅か二話のみでピリオドを打ち、後半でようやく待ちに待ったローダンの太陽系への帰還が実現しました。振り返れば第337巻「テラ=ルナ脱出作戦」で惑星の転送に失敗してから38冊目にしてやっと同一エピソード中にローダンとアトランの二人が登場する所まで辿り着いた訳で、真に感慨深く心中込み上げて来る物がありました。
『成就の計画』クルト・マール著:危機が間近に迫る中で国家元帥ブルは人々を非アフィリー化し幸福感をもたらす未知の薬物‘ピル’の秘密を探るべく中国イーシェンに潜入する。本編では滅多に読めないブリー単独での奮闘が味わえて地味ながらも流石の実力を知らされます。また突然出現した二つのパートナーの正体が明らかになる最終頁に古くからのファンは大喜びされるでしょう。『ポスビの友』H.G.フランシス著:故郷銀河に帰還したローダンはポスビのフラグメント船がラール人のSVE艦に急襲されている場面に遭遇し救出すべく戦闘に介入する。本編ではローダン帰還の開幕編を大袈裟にせずに、変人のポスビ研究者のユーモラスな挿話で飾ってリラックスさせてくれます。彼がローダンにヴラト伝説を説明する下りは結局何が言いたかったのか意図が不明で唯々笑うしかありません。 本巻の翻訳者を代表する増田久美子氏のあとがきはミニ・ドイツ旅行記の続きで最後の去り難い心情に筆者のドイツに対する深い愛を感じました。ローダンは早晩アトランとの信頼関係を取り戻すと信じていますし、次は一番の旧友正常化したブルと再会し和解する事を願っています。
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