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ポスト構造主義 (〈1冊でわかる〉シリーズ)
 
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ポスト構造主義 (〈1冊でわかる〉シリーズ) [単行本(ソフトカバー)]

キャサリン・ベルジー , 折島 正司
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

社会人にも学生にも,大いに役立つコンパクトサイズの入門シリーズ.原書はオックスフォード大学出版局刊行.「なぜ」「いま」,このテーマが面白いのか? 切り口も鮮やかに,第一線の著者陣がやさしく解説します.

ソシュールの言語論を端緒にうまれた,フーコー,デリダから,ジジェクやリオタールへと至る現代思想の潮流.「ポスト構造主義」と呼ばれる彼らの思想の可能性を,「ことばの意味」の決定システムを手がかりにあざやかに解説する.単なる知的ゲームでは決してない,「主体」のなんたるかを徹底的に問う骨太の議論の流れがみえてくる.

内容(「MARC」データベースより)

まずはよく考えてみよう、「ことば」とは何か、「わたし」とは? それがポスト構造主義だ。難解な知的ゲームと思われがちな議論が、じつはとても身近で切実なものであることを、親しみやすい語り口で解説する。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 192ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2003/12/6)
  • ISBN-10: 4000268694
  • ISBN-13: 978-4000268691
  • 発売日: 2003/12/6
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
思考をひらく 2008/3/27
By telex
形式:単行本(ソフトカバー)
特に主体化(=価値規範への従属)の考察に関してポスト構造主義が与えた大きな影響は、
その立場に立つのであれ批判するのであれ、もはや無視することはできないものだと思います。
そうした言語論的な思考方法が与えた大きな影響を知るには、とても良い入門書ではないでしょうか。

ポスト構造主義に関わる主要な語彙は、本書を読むことである程度掴めるかと思います。
いちいち語彙の説明をしてくれる親切な本ばかりであれば初学者にはありがたいのですが、
初学者向けと銘打っておきながら置いてけぼりを食う書籍が多く読者としては気落ちすることも多いものです。
本書を読みアカデミックな言語システムに隷属することでようやく
読者も主体になれるというやや皮肉めいた印象がありますが(笑)、
私にはポストモダンな諸理論の大まかなイメージを把握するうえで大変役に立ちました。

言語システムの中で生き、そこに従属(=subject)することで
主体化し得る(=subjectに「なる」)という社会構築論は
良くも悪くも思考方法を大きく転回するかと思います。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 ソシュールの言語理論、「差異だけが存在する」、に始まって展開した構造主義。それが普遍性を志向する動きにより「差異」を消去してしまったことに対して、ポスト構造主義は再びソシュールの問題提起に戻る。言語にあるのは言語「システムから生じる観念と音声の差異だけである」という理解は、真理、観念、存在を基礎付けているのは言語とその使用でありその逆ではない、と結論付けるのである。

 本書はポスト構造主義の総体を語るものではない。ポスト構造主義について学ぶには、専門的な文献を更に読み込む必要がある。本書にある「参考文献」や「読書案内」はその役に立つであろう。著者はポスト構造主義に触れながら、その含意する「よくよく考えてみること」の重要性を説いている。この点が本書の、入門書としての良質さを示している。入門書の条件とは、そのテーマが持つメッセージを簡潔に示すことだ。メッセージが明らかにされていることで、初学者はそのテーマへの導入が容易になるからである。

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形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
既にいくつかのレビューが書かれているため、それらを踏まえつつ、自身の感想を述べたい。

まず、本書は、ポスト構造主義に関する良質な入門書である。
しかし、翻訳に問題がある所、初学者にはやや難解な所がある。

翻訳に問題があるといっても、直接原著にあたったわけではないが、管見の限り、本書の内容理解に支障はないだろう。
デリタの差延についてなど、難解な部分がある。しかし、限られた紙幅にしてはわかりやすく説明している。この点に関しては、個々のポスト構造主義者の入門書を併読するのがよいだろう。

ポスト構造主義とは「結局、よく考える機会と理由である」という本書の結論には、肩透かしを食らうかもしれない。しかし本書を読めば、そのような結論に至った理由が「わかる」だろう。つまり、「一冊でわからない」ので、読書案内にある本を読んでみようかなという気になるのだ。入門書としては、ある意味成功していると思う。
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