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ポスト工業経済の社会的基礎―市場・福祉国家・家族の政治経済学
 
 

ポスト工業経済の社会的基礎―市場・福祉国家・家族の政治経済学 [単行本]

G. エスピン‐アンデルセン , Gosta Esping‐Andersen , 渡辺 雅男 , 渡辺 景子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 4,200 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

The Golden Age of postwar capitalism has been eclipsed, and with it seemingly also the possibility of harmonizing equality and welfare with efficiency and jobs. Most analyses believe that the emerging postindustrial society is overdetermined by massive, convergent forces, such as tertiarization, new technologies, or globalization, all conspiring to make welfare states unsustainable in the future. Social Foundations of Postindustrial Economies takes a second, more sociological and more institutional, look at the driving forces of economic transformation. What, as a result, stands out is postindustrial diversity, not convergence. Macroscopic, global trends are undoubtedly powerful, yet their influence is easily rivalled by domestic institutional traditions, by the kind of welfare regime that, some generations ago, was put in place. It is, however, especially the family economy that hold the key as to what kind of postindustrial model will emerge, and to how evolving tradeoffs will be managed. Twentieth-century economic analysis depended on a set of sociological assumptions that, now, are invalid. Hence, to better grasp what drives today's economy, we must begin with its social foundations. --このテキストは、 ハードカバー 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

変化の原動力、そしてディレンマ。福祉国家の三類型論を提起して世界的な注目と議論を巻き起こしたエスピン・アンデルセン教授のわが国初の翻訳。自説の理論的基礎を積極的に提示する1999年の最新作。

登録情報

  • 単行本: 302ページ
  • 出版社: 桜井書店 (2000/05)
  • ISBN-10: 4921190003
  • ISBN-13: 978-4921190002
  • 発売日: 2000/05
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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Lipset's (1960) 'democratic class struggle' depicts a society where consensual bargaining has replaced naked class war, where meritocracy and equal life chances prevail over inherited privilege and ascription. 最初のページを読む
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32 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西
形式:単行本
この人が90年に出した本では、福祉体制の観点から先進国が三つに分類された。それによっていろんなことが整然と説明されたんだ。当然、大ブレイクして、彼は福祉国家論の第一人者になった。

でも、批判も出た。そのなかで重要なのが、制度の男性中心主義的性格を捉えてない、という批判。これをうけて、彼は本書で、女性や家族の問題をしつこく考えてる。その上で、70年代以降のサービス経済化という趨勢のもとでの福祉のあり方を提示しようとする。

本書の主張のうち、日本にとって大事なのはさしあたり次のふたつ。

1家族の役割を強調し、政府介入を嫌がる国では、かえって家族の負担が増大する。実際にはこれは女性の負担だ。育児も介護も一手に引き受けなくちゃならない。そんな負担、いやだよね。だから出生率は下がる。事実、このタイプに属するイタリアやスペインは大変なことになってる。日本もそうだね。保守派のおじさんたちは女性の「意識変化」を嘆くけど、本当の問題はそういうおじさんたちの偏見なんだ。

2サービス経済化のもとでは、雇用創出はサービス産業に頼らざるをえない。でもこれは生産性が低い。みんなが腕利き弁護士になれるわけではないんだ。飲食店で働いたり介護で働いたりの方が圧倒的に多い。問題は、まず、これらの仕事が確保されるのかどうか。アメリカではたしかに沢山雇われてる。でも、すごい低賃金だ。子持ちのお母さんはこれでは託児も教育もしてやれない。不平等が再生産されちゃう。じゃあ規制で賃金を高くする? そうもいかない。需要は減るだろう。じゃあ…。政府がサービスをやるんだ。そうすれば、女性は家庭の呪縛から逃れられるし、雇用も確保される。

楽観的な筋書きだよね。でも、ほかの選択肢と比べてみると、非常に魅力的でしかも現実的な戦略だ、と僕は思う。どうだろう。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
福祉国家の三類型を提示して注目を集めた著者。その主張に寄せられた批判に真摯に答えつつ、さらに自説を発展させたのが本書。戦後の先進資本主義国の分析と類型化によって、21世紀への新たな社会の基礎イメージをイデオロギーの違いを乗り越えて共通の土台で議論できる基礎を作り上げた意義ははかり知れない。本書を通じて、われわれは諸外国を知るだけではなく、日本を捉える視座を得ることだろう。政治社会・経済を総合的に把握する、政治経済学の復権に他ならない。必読の書である。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By techy
形式:単行本
著者は前作「福祉資本主義の3つの世界」で、福祉国家を「社会主義的(北欧諸国)」、「保守主義的(ヨーロッパ大陸諸国)」、「自由主義的(アングロサクソン諸国)」と鮮やかな類型化を行いそれぞれの性格を明らかにしたが、この三類型論はさまざまな議論を巻き起こした。本書はそれらの批判に応えつつ、これからのポスト工業化時代の福祉のあり方について新たな提言を行なっている。
社会主義的、保守主義的、自由主義的、どのスタンスに立ったとしても、それだけではうまく福祉は機能しない。社会主義的福祉の限界は近年、明らかになったが、それに代わって自由主義的な規制緩和や民営化を進めるにしても、それには市場がいかなる邪魔・妨害を受けないという前提が必要だ。

福祉は国や行政が市民に施してくれるものではない。福祉の提供者は「労働市場」と「家庭」と「国」であって、それらのバランスをどうとるのか。これからの福祉を考える上で大変参考になった。

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