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ポストガール (電撃文庫)
 
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ポストガール (電撃文庫) (文庫)

増子 二郎 (著)
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

MMF108‐41シルキーは、戦争により通信システムの崩壊した地域へ郵便物を配達する、人型自律機械(メルクリウス)の少女だ。戦争で疲弊した人間たちの孤独や悲しみを癒すため、シルキーら108タイプに搭載された自意識システム―それは表情や声のトーンを操作することで、かりそめの表情を演じてみせる機能だった。だが様々な出会いの中、シルキーは自らの中に、プログラムではない何かが芽生えていることに気づく。「好き」「きらい」「喜び」「悲しみ」…それはまるで、人間の持つ『心』のようだった…。第1回電撃hp短編小説賞受賞作を含む、珠玉の短編連作集。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

増子 二郎
英知大学仏語仏文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 彼女が運ぶ想いは, 2002/6/14
人に想いを伝えるにはなにがしらの媒体に頼るしかないですよね。
想いという感情を言葉という媒体に変換する、今では携帯など
便利なツールがあり簡単に瞬時に想いを相手に伝えることが出来ます。
この小説の世界は戦争によって何もかもが疲弊している中で、人型自律機械が
想いを伝える役目を持ち、中でも108タイプには人間に模した自意識システムが
搭載されており、日々の生活に疲れた人を癒したりします。
しかしシルキーという名を持つ人型自律機械にはその自意識システムにバグを持ち、
彼女自身もその想いに戸惑いながらも仕事をこなしていきます。
連作短編5編を読み終えたあなたには、きっとシルキーから素敵な想いが届けられる
ことと思います。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 一話目が好き。, 2005/3/28
短編連作である。
 いー話である。
 特に一話目が好き。これで賞を取れないわけがないというほどに。
 もう二ヶ月ぐらいは経つのに、52ページ8行目が私の心に刻まれているようだ。未読者を慮ってここに記せないのが辛い。
 設定は、自分の意思を持つ機械という、錆だらけの斬新さ。しかし、イコール悪いというわけではない。錆を持つだけの理由がある設定なのだ。
 構成は一人称。バグに犯されている自分に、戸惑い恐れながら、それでも先へ進まなければならないシルキーの姿は、一人称でなければ書けないだろう。一人称という構成の良さを再確認する。
 未読者は是非、彼女の移ろいを、全四巻に渡って見届けて欲しいと思う。
 それでは二巻でまた。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 マシンに目覚めた自我は, 2002/12/22
By 暮林七香 - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
 戦争によって人口が激減し、通信システムが崩壊した地域で郵便配達をする人型自立機械(メリクリウス)の少女シルキー。限りなく人間に近い自意識システムを持つ彼女は、人々との出会いから様々な感情を学ぶが、彼女のシステ
ムは虫(バグ)に侵されていた…。読者投票により決定する、第一回電撃hp短編小説受賞作を表題にした連作短編集。

 現代は、もうメール一通で用件が済む時代だから、実際手書きの郵便を出すことのほうが少なくなっていると思う。ただ、いまパソコンも携帯電話も普通の電話さえ使えなくなったら、遠距離にいる人と連絡を取る手段はやはり郵便物しかないわけで、そう考えると危うい世界に住んでるなぁ、と改めて実感する。この物語の世界のように、通信システム自体が崩壊してしまったら、そりゃあたまに届く郵便物を心待ちにする生活になるだろう。そして、遠方からそれを運んできてくれる者は、大切な使者兼お客さまと化すのだ。

 シルキーは、メイルバックをたすきがけにし小型バイクで、通信手段の途絶えた地域に手紙を配達する会社の人型自動機械。彼女が出会う幾人もの人や自動機械たち…体の中に巣食ったバグは、ときに事件の渦中で役立ったり、反対に過ちを犯してしまったりする。

 大体、この手の物語で主人公である人型機会が覚える「人間らしさ」というものは、愛だったり、喜びや悲しみだったりする。本書の可愛いシルキーが覚える究極の「人間らしさ」の意外性。なかなか捻くれた結論。だけど、物語全体に優しさが漂っています。

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 いー話だ。
 オススメだ。
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投稿日: 2005/3/28 投稿者: 星野みみずく

5つ星のうち 3.0 佳作
短編集なのですが、
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かつお約束で安易なお話のように感じられました。
小道具の麦藁帽子も、もうちょっ... 続きを読む
投稿日: 2003/10/11 投稿者: KRAFT

5つ星のうち 5.0 これは“あり”。
機械に芽生えた自我。
極めて古典的なテーマと言える。
だが、これ位のレベルならそれもまた佳し。
地味だが佳作と称するに相応しい短編集だ。続きを読む
投稿日: 2003/7/14 投稿者: niemands

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