わたしは本(とくにビジネス本)を読む際、目次、前書き、あとがきを先に読み
ます。本の構成を頭に入れ、なにがもっとも言いたいかの要点とその根拠である
エピソードを分けて理解するためです。普通、本は要点よりもエピソード紹介に
ページ数をさきます。それが本の面白さでもあるのですが、読後、要点よりエピ
ソードだけが記憶に残ることがあります。邪道かもしれませんが、時間をかけて
一冊読むより、無駄を省いて次の本を読んでいく法が総量としてはプラスになる
と考えています。
そのような考えのもと、この本を手にとりました。本は「経営者の条件」「明日を
支配するもの」などドラッカーの自己実現論を横断的に検討し、自己実現に関する
考えをまとめています。とくに「時間を記録する」「」時間をひとまとめにする」
「一時にひとつのことに集中する」など時間管理面で非常に参考になりました。
ドラッカーの著書をぜんぶ読み進めるのは正直、骨が折れます。この図解本のよう
に要旨をおさえてから、各本を読み始めるのもひとつの有効な読書法だと思います。
また、難しい内容をどうやって図解すると分かりやすいかという好事例集としても
読めます。
ドラッカー氏も言っている通り、「過去40年間における最大の堕落は、わ
かりやすいということはレベルが低いと考えるようになった」と。
考えを深めるため、図解本もいいと思いました。