この本に参考書的な内容を求めてはイケナイ。解法やスキルの解り易さを求めている人はコレではない。
著者が冒頭でサラリと触れている様に、時間のない「現場のプロ」が高度試験午前I・IIを最少の努力で
突破できる様に編まれている本である。
すなわち、知識のインデックスとして使わなければならない本なのだ。
そのために非常に広範囲で良質な問題が選ばれており、最小限の甘〜い解説がなされている。
冒頭にも書いてある通り、「正解の記号を先に見て、記号を覚えるくらいで丁度良い」ので、
読み物として最低3回は小説を読む様に通読し、4回目から実際問題を解いてみると良い。
どうしても判らない箇所で一から知りたい場合は基本書や他の書物で知識を補う必要があるが、
それはこの本の本意ではない。
(高度試験受験者向けなので、ある程度の基礎力がある事を前提としている。)
ぶっちゃけ、本書342問を丸暗記してしまえば午前は楽に突破できるし、
実際私自身この本のみで午前I・II(PM)ともに9割をマークできた。
※発刊時期の都合上、H20年度までの問題が掲載されているので
H21年度以降はPIAのサイトから入手するか他の書物で代用しなければならない。
通勤時間中に知識をブラッシュアップできるコンパクトな良書であるのは間違いないが、
使い方を誤ると利用者を錯乱させてしまう禁断の書でもある。