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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ポケモンによる子どもの発達,
By
レビュー対象商品: ポケットの中の野生―ポケモンと子ども (新潮文庫) (文庫)
子どもの心の中にひそんでいた「野生の思考」を刺激するゲーム「ポケモン」。これにより子どもたちは創造力を発揮し、「贈与」の行為を経験する。こういう見方をするとRPGなどのゲームの中には人の心理的発達にとって有益なものもあるのかと思う。大人が知らない間に子どもはそういうものを見分けているということだろうか。国や世代を超えてヒットするものには人々の心を揺さぶる「何か」があるということだろう。
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
心理学向け?,
By 彗星 (奈良) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ポケットの中の野生―ポケモンと子ども (新潮文庫) (文庫)
これは確かにポケモンの事については触れてはいるけれども、ポケモン(筆者のいうところの「対象a」)の種類の多様性やポケモン交換を通じて対象aがもつエネルギーが流動していることなど、心理的なエネルギーが活発に流動していることを論じており、エロスやタナトス(死の欲望)のぶつかり合いなども論じられているので、一般読者というよりは、心理学に興味のある人、または心理学者を対象にしていると思う。これは一般読者が読むには、内容が少し複雑であるとも思う。ポケモンを知っている自分も読んではみたものの、いまいちわかりにくかった。
11 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
首をかしげること、しきり,
By
レビュー対象商品: ポケットの中の野生―ポケモンと子ども (新潮文庫) (文庫)
非常に安価な文庫本。内容は、あたかもそれに比例するかのように、ルーズな印象を受けた。 この著者の基本姿勢と目される「顕在/潜在の世界」観をベースにして、「ポケモン」ないしTVゲームを、付け焼刃的なラカン理論で、一丁分析してみよう、という試みのようだ。 そもそもこの人は、精神分析に明るい作家なのだろうか? インベーダーもウルトラ怪獣も、野牛の群れも、蛙の卵も、著者によれば、「対象a」の表現らしいが――仮にそれについて同意するとしても――、さらに著者が、ラスコー洞窟の壁画も「対象aの表現化」である、とまで言い及ぶに至っては、読み手として、さっぱりワケが分からなくなるのだった。 (おもうに、著者は、AでもBでもCでも、とかく同一視しすぎる傾きがないか?「AとBは似ているが異なる」といった思考法・文章が、ほとんど見うけられない。) さて、結論的には、「ポケモン」が「対象a」とやらを飼い慣らすことの出来た素晴らしいゲームだ、ということらしい。 (78頁にこうある――『ポケモン』のゲームは、現代の文化がどの領域でも扱いかねている、「対象a」というやっかいなしろものを、みごと統御することに成功しているのである。) が、そう言われても、こちらとしては、腑に落ちない。「さあ、どうかな」と思うばかりなのだ。 無数のゲームソフトは、著者によれば、「子ども用電子娼婦」だという。
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