前作「ふりぃ」が傑作だった阿部真央。今作はどんな出来に仕上がってるかと
思いましたが、またも傑作です。「ポっぷ」というタイトルから、ポップな作品
と予想していたのですが、エレポップな「モンロー」から前作よりハードなアレンジの
「わかるよ」まで、曲調、アレンジの幅が広まった印象です。
恋愛がテーマの曲が多いので、前作の10代ならではの「人間関係」「死」「焦燥感」などを
テーマにした曲が好きだった人にとっては少々肩すかしかもしれません。
ただ、今作ではその要素がなくなったというよりは、「15の言葉」「いつの日も」などから
見られるように、「恋愛」とシリアスなテーマが共存したととらえるのが自然だと
思います。
個人的に好きなのが、「もうひとつのMY BABY」「サラリーマンの唄」などの男視点からの
弾き語り曲です。「いつの日も」を最後に持ってくれば感動的に締められるのに、
あえて「サラリーマンの唄」で終わらせる辺りが好みです。
今作は「ふりぃ」よりチャートアクションがよさそうですが、もっともっと聞かれるべき
傑作です。幅広い層にオススメ。