なんだか、いつの間にかボードゲーム専門店とか、ボードゲームを取り扱っているお店が増えてきました。
この本は、そんなお店の一つ「すごろくや」さんが推薦するボードゲームを集めた本です。
「すごろくや」さんは新興の専門店の中では一番の古株、という立場で、どちらかというと、ボードゲーム好きな人に商売をする、というより、ボードゲームに興味を広げる人が増える方向にいろいろな活動をしてきたお店です。ルールは和訳したものだけでなくDVDをつけていたり、最近ではオリジナルのゲームも作っていたりします。
そういうところがお勧めするボードゲーム(カードゲームも含む)が200本も紹介されている、しかも、ただお店で売っている商品だけを紹介しているわけではない、という本なわけで、確かに載せられているゲームは魅力的です。
逆に、載っていないのはウノとジェンガとモノポリーと人生ゲームなどか。
要するに、程よくマイナーなゲームが並んでいますので、最近のボードゲームに興味を持ち始めた人には有益な紹介本なのです。
また、紹介されているうち9割以上の商品が現行で販売されているものですし、出版時点で「絶版」とされていたゲームのいくつかも再版がされていたり、再版が決定されていたりしています。
「ほめられているからやってみたいけれど手に入らない」という可能性が(現時点で)それほど多くないのはありがたいことです。
難点も若干あって。
奥付まで含めて128ページの本にコラムも数本入れて、索引もいれた上で200本のゲームを紹介する、ということで、1本あたりの紹介スペースはかなり小さいです。それでいて、各作品に対するデザイナー、発売年などのデータもきちんと入れた結果、紹介文の量や写真の大きさなど、見やすさが幾分犠牲になっています。インデックスをつけるなど工夫はしていますし、判型なども考えると、ここは仕方ないところかもしれません。
いずれ、小さい子ども向けから大人でも厳しいものまで網羅されている範囲は広く、隙間なく取り上げられています。ボードゲーム好きな人には必携の本です。