同僚が腰を痛めて入院した際、暇だろうと思って購入した。B787を深く知る本というよりは、過去のB社製品からB787開発に至るまでの時系列的な本だとか。
B777は「ワーキング・トゥギャザー」という思想の元に世界中のエアラインからの意見・要望を集約、設計も全てPCで実施したとか。設計から商用飛行までの時間短縮、世界一の安全信頼性(英国で事故を起こした機体は、操縦士の発言がどうも怪しいので真相は知らない)を誇る双発機なので、B777を使用するエアラインは多い。蛇足ながら、トイレのフタがゆっくり閉まるアイディアは全日空か日航が出したとか。ああいう細かい点までこだわるのが、日本流高品質。
B787は、中国をはじめとする部品メーカーを大量に採用したため、開発開始から商用飛行まで膨大な時間および経費を浪費した。初めての複合素材による主要構造方式、油圧系統の大幅縮小化等、革新的技術を盛り込み過ぎた中型機により、新車不具合が早くも出ているようだ。準国産と言われるのは、おそらく複合素材の製造、造形技術を持った企業が日本にしか存在しなかったからであろう。B767の後継機と言われるが、ブレンデッド・ウィングレット(翼の先端についている、真上に伸びた部分)をつけたB767の燃費はB787とあまり変わらないとか。